✒ 妖怪退治 2
厳蒔弓弦
「 ──マオ、今から矢を射る。
この矢には妖力を込めている。
彼奴の上半身を消し飛ばすぞ 」
マオ:厳蒔磨絽
「 えっ??
上半身を消し飛ばす??
じゃあ、下半身は── 」
厳蒔弓弦
「 目当てのモノを回収する 」
マオ:厳蒔磨絽
「 目当てのモノ?? 」
厳蒔弓弦
「 一種の小遣い稼ぎだ 」
そう言った弓弦さんは悪い顔をしている。
ブラック弓弦さんだぁぁぁぁああああああ!!
オレの目の前にブラック弓弦さんが降臨してるぅぅぅぅぅ!!
ブラック弓弦さんが何を回収するのか分からないけど、上半身は要らないから消し飛ばしても “ 問題無い ” って事なんだろう。
馬の怪異は190cm有るセロよりも高いから、仮に上半身を消し飛ばしたとしても、涎を垂らしがら尻を掘られてる男が巻き添えを食らって怪我をする心配は先ず無い──と思いたい。
ブラック弓弦さんは、其処等辺の事をどう思ってるんだろう。
で──、馬の怪異が恍惚な表情を浮かべながら男の尻を犯しまくってる真っ最中に、ブラック弓弦さんが矢を射った。
魔喰らいの弓から放たれたドス黒い妖力を纏わせた矢は、馬の怪異の胸辺りに命中すると、馬の怪異の上半身が物の見事に消し飛んだぁぁぁぁああああああ!!
綺麗に腰から上が無くなり、辺りには馬の怪異の血らしき液体が飛び散り、近くの雑木林と道を汚なく染めた。
こわ゛ぁぁぁぁぁああああああっ!!!!
単体攻撃なのに恐ろしい威力だぁぁぁぁぁああああああ!!
上半身を失った下半身は仰向けに道へ倒れると「 ドサッ 」と鈍い音を出した。
マオ:厳蒔磨絽
「 やったね、弓弦さん!!
命中したよ!! 」
厳蒔弓弦
「 マオ、気配を殺したままブツを回収するぞ 」
マオ:厳蒔磨絽
「 え?
あ…うん…… 」
ブラック弓弦さんに言われた通りに気配を殺した状態のまま馬の怪異の下半身が倒れている場所へ移動する。
気配を殺しているから、前を歩いても横を通り過ぎても人間の男達には気付かれないし、認識もされない。
敏感な怪異にだって気付かれないんだから、鈍い人間が気付かないのも当然だった。
最初に尻を掘られた1人目の男と同様に2番目の被害に遭った男もアヘアヘした顔をしながら、涎を垂らして骨抜き状態になっている。
上に向かって突き上げられた尻の穴からは、馬の怪異の凶器から射精された●液が垂れ出ている。
何とも言えない獣臭さが周囲に漂っているのは、明らかに白く濁った●液の所為だろう。
何だろう…………見ていて痛々しいってよりも何とも複雑な気持ちになる。
シュンシュンとキギナがこの場に居たら、意外に盛り上がっていたかも知れない。
特にキギナはBLってのにハマるを通り越して沼ってるらしいから、パブロフの犬みたいに涎を垂らして喜んだかも知れないな。
確か後2名居た筈だけど、姿が見えない。
もしかしたら、どさくさに紛れて上手く逃げたかも知れない。
被害に遭った2名の男は尊い犠牲となった訳だ。
南無ぅ~~~~。
忘れちゃいけないのが、上半身が消し飛んだ怪異の下半身だ。
腰から下の下半身には、空へ向かって凛々しく,雄々しくも反り立つ立派な馬の●ン●ンが付いている。
先端からは●液がドピュドピュと溢れ出ていバッチぃ事この上無い。
マオ:厳蒔磨絽
「 ま…まさにリーサルウエポンっ──凶器だっ!!
こんなのをさっき迄、穴に出し入れされていたなんて、信じられないよ……。
恐ろしいよぉ ((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル 」
厳蒔弓弦
「 中々の上物だな。
良い値が付きそうだ 」
マオ:厳蒔磨絽
「 良い値って?
これって売れるの?? 」
厳蒔弓弦
「 あぁ。
病に効果抜群の “ 万能薬 ” と呼ばれる薬の材料になるからな。
何でも “ 不治の病も治せる ” と信じられている。
眉唾物だが、小遣い稼ぎには丁度良いんだ 」
マオ:厳蒔磨絽
「 そ…そうなんだ…… 」
小遣い稼ぎに馬の●ン●ンを売るんだ……。
馬の●ン●ンを欲しがる変人が居るなんて信じられない……。
然もだ、薬の材料だなんて──。
馬の●ン●ンを使って作られたおぞましい薬なんて激しく飲みたくない。
“ 不治の病も治せる ” と信じられているらしい効果抜群の “ 万能薬 ” と呼ばれる怪し過ぎる薬を喉から手が出る程欲しがる輩が存在するとか──、おかし過ぎるだろ!!
何も知らずに薬を飲まされる被害者が可哀想だし不憫に思う……。
マオ:厳蒔磨絽
「 で…でもさ、弓弦さん…………どうやってこのバッチいブツを回収するの?? 」
厳蒔弓弦
「 このまま専用の魔法の袋に入れるだけだ。
渡せば向こうが勝手に解体して使う 」
マオ:厳蒔磨絽
「 そ…そうなんだ……。
このまま触らずに回収が出来て良かったよ…… 」
バッチぃ馬の●ン●ンを股間から削ぎ取る弓弦さんの姿を見なくて済む事に安堵する。
オレは心の中で、胸を撫で下ろしてホッとした。
下半身には立派に反り立つ巨根の●ン●ンの左右には、これまた立派な睾丸も鎮座している。
この睾丸もおぞましい万能薬の材料に使われるのかな??
考えたくも無いや。
オレが悶々と考え事をしている間に、馬の怪異の下半身は回収されていた。
尻を丸出しの状態でアヘッている2名の男は、雑木林の道の真ん中で動けない様だ。
口から涎を垂らし,鼻水を垂らし,眼球は上を向いたままの状態で小刻みに震えている。
穴の中へ注がれた大量の●液にもたらされた快楽の余韻を感じてるんだろうか……。
正気に戻る気配の無さそうな2名の男を保護はしないまま、この場に残して去る事になった。
不用心だし、人として “ 置き去りにする ” のはどうかと思うけど──、弓弦さんもオレも異形だからって事で!!
弓弦さんとオレは雑木林の道から離れた。




