ジョーク集
「私には平凡な一日」の小説を掲載中ですが、これは、ジョークが元になっております。
このジョーク集は本編と重複しておりますが、苦笑いして頂ければ幸いです。
◆新婚
ハネムーン帰りの新婚夫婦が、それぞれの友人に報告をしていた。
新郎が友人に
「一緒にシャワー浴びたら、恥ずかしがってうつむいたままで顔を上げなかったよ
すごく可愛いのって・・・」
新婦が友人に
「一緒にシャワー浴びたら、恥ずかしかったわ・・・
すっぴん見られたのよ」
◆新入社員
先輩が、みんなの前で、初出勤の新入社員の新井を紹介していた。
新井に向かって、挨拶するように言った。
新井は緊張しながら
「は、はじめまして、今年入社しました新井です。
これから、人一倍頑張りますので、よろしくお願いします」
先輩が、向かって、皮肉っぽく微笑んで
「今年の新人は、人並みに頑張るらしいから、指導をよろしく」
◆男の悩み
「この虫は周りでうろついて気持ち悪いが、
なぜ他の人は、この虫を駆除しないのだろうか?」
服についた虫を払いながら、悩んでいた。
払われた虫は、尾を光らせながら去っていった。
◆応援
紳士で有名な社長の秘書が、寿退社することになった。
退社時のあいさつで社長が言った。
「幸せになれよ、陰ながら応援するよ」
若い社員が言った
「表だって応援できない理由があるんですか?」
◆遅刻の常習犯
新人の遅刻がひどいので、上司が注意した。
しかし、新人はまた遅刻した。
新人は上司に言い訳をした。
「遅刻しないように、目覚まし時計を30分進めたんです」
「それで、なぜ遅刻した」
新人は頭をかきながら
「電波時計でした」
◆いつも一緒
デートが終わって別れ際に女性が言った
「今度は朝から晩まで一緒にいたいな」
男は
「いね、でも、晩から朝にしよう」
◆幸せにする
離婚が成立した元夫が、元妻に言った。
「幸せにすると誓ったのに、こんなことになってすまない」
元妻は怒った様子もなく
「謝らなくて良いですよ。あなたは誓いを破っていません。私は今、一番幸せです」
◆保障
二人の男が中古屋で物色していた。
「おい、これはお買い得だぜ」
「何だい」
「落下傘だよ」
その商品には張り紙がしてあった。
【開かなったら新品と交換します】
◆招待状
結婚式の招待状をもらった女性が悩んでいた。
「あまり親しくなかったから欠席しようかな」
経験豊富な姉がアドバイスをしてきた。
「欠席に丸を付けて、下に一言書くのが礼儀よ。“おめでとうございます。出席したいのですが、当日は避けられない用事が有りまして、残念ですが欠席します。―――その代わり、次回は必ず出席します”って書いたほうがいいよ」
◆病院で
泣き出しそうな子供に母親が付き添ってきた。
看護士が
「お母さんはお子さんの付き添いですか?」
「エエ、手を握ってないと痛がるもので」
年老いた夫婦がやってきた
看護士が
「奥さんは付き添いですか?」
「はい、一緒に中に入り、痛がるのを見るのが好きなんです」
◆二人前
妊娠している妻に代わって旦那が台所に立っていた。
「ラーメンができたよ」
「初めての料理。美味しくできたかな」
妻が大きなおなかを支えながら言った。
夫は自信満々に
「袋に書いてあった通りにしたよ。
二人分だから、水も2倍にして
茹でる時間もちゃんと2倍にしたよ」
◆花束のプレゼント
もてる男と、もてない男の会話で
もてる男が満面の笑みで
「彼女に゙花束を贈ったら、涙を流して喜んでいたよ」
もてない男は勝ち誇って言った。
「彼女は、花粉症なのを知らなかったのかい」
◆血の繋がり
結婚を約束した良子が、まさるに聞いた。
「あなたは財閥のお父さんと血が繋がって無くて、養子だったの」
まさるは
「黙っていてご免。だます気はなかったけど言い出せなくて」
良子は落ち着いた様子で
「私は気にしないけど」
まさるは
「やっぱり気になるから、親父に輸血してもらうよ」
◆結婚式
披露宴も終わり花嫁が友人と談話していた。
仲のいい友人が嬉しそうに言った。
「今日、とっても楽しかったわ。
次も呼んでね」
◆お守り
交通事故を起こした男を警察が尋問していた。
「なぜ事故を起こした」
「脇見運転してしまいました」
「幸運の女神でも見とれていたか」
男は申し訳なさそうに
「事故に注意するように着けていた“お守り”が落ちたので、探してしまいました
◆私は?
子連れの女性が若い男性に恥ずかしそうに言った。
「私の子が、父親を欲しがっているの」
子供好きの男は
「俺が父親じゃ駄目かな?」
女性はホッとして
「もちろん、オッケーよ」
男も喜んで
「じゃ、早速、役所に行って、
養子縁組の手続きをするよ」
◆しわ
高齢の妻が忘れ物をした。
妻が
「年取ってぼけてきたみたい。
「気にするな。 脳みそのしわが表面に出てきただけだよ」
◆弁護士
見た目は立派な男性が、友人に言い訳をしていた。
「ほんとだよ 嘘だったら弁護士を辞める」
友人は呆れた顔で
「君は弁護士じゃないよね」
◆天使と悪魔
壮年の男性が、コップを片手に真剣に悩んでいた。
男の悩み事は
「コップに熱い物を入れると容器が膨張して、中身が減ったように見える。
これは、天使の分け前 なのか それとも、悪魔の奪略なのか」
◆男の悩み
男が悩んでいた
「時を止められたらどうなるのだろう?
全宇宙の時を止めることは出来ないし、地球だけ止まるなら大災害になる。
自分が時の狭間に入るのが正解だろう。
時が止まるので、太陽からの光も止まるから、真っ暗になるのだろうか?
でも、光が止まったら、時間も止まるので矛盾する。
光と時間は別物で、光と時間はいつも一緒にいる友達で、
光がない時や、光が止まった時だけ、時間が単独で行動すると考えてはどうだろうか。
しかし、光が止まっているから、やっぱり真っ暗だ。
そこで、時間の狭間の空間は、光は無限に発生する事にして、解決としよう」
◆氷枕
新妻が病気になった時の話を、友人にしていた。
「彼がね、私が熱で寝込んでいた時、頭を冷やしてくれたの」
友人はうらやましそうに
「易しい旦那様ね。うらやましい」
新妻は
「洗濯して乾かない、靴下だったけどね」
◆コーヒー
新婚の、眠たそうな眼をした妻が台所から
「コーヒーを煎れてあげたわよ」
夫はうんざりして
「それは、“注いだ” と言うんだ」
◆妊娠
恋人同士が
「妊娠したわよ」
「おめでとう。うれしいよ」
「貴方の子じゃ無いかもよ」
男は躊躇せず
「でも、君の子に間違いないだろ。
それで十分だヨ」
◆二股
壮年の男女が言い争っていた。
「君は俺を信じられないのか。
俺が二股を掛ける男だと思っているのか」
女性があきれて
「あなたは既婚者よ」
◆指輪
男が四角い箱を渡してプロポーズした。
男はケースから指輪を出して、ケースを捨てた
女性はすぐにケースを拾って言った
「返品が出来ないじゃない」
◆指輪ケース
男が四角い箱を渡してプロポーズした。
男はケースを開けて、ひざまずいてプロポーズした。
「安い指輪しか買えないけど、結婚して下さい」
女性はすぐにケースを手に取り言った
「とっても綺麗なケースね。」
◆ごはん
先輩が後輩を連れてきて、自慢げに話した。
「この食堂は、ご飯がお替り自由でよく来るんだ
しかも、女の店員が親切でね」
女性の店員がやってきて、微笑みながら
「いらっしゃい。いつもありがとうございます。
ご飯を大盛にしましたよ」
◆きざ
デートスポットで、男が女性を口説いていた。
「俺にとって君は、水族館の魚と同じで、見ているだけで触れることも、食べる事も出来ない、高嶺の花だよ」
「私を魚に例えるの」
「ごめん言いかえる。
夜空の星と同じで手を伸ばしても届かない存在だよ」
「最初からそう言えばいいのに」
「それだと、キザすぎるだろう」
◆遺伝
兄弟の会話
「ネクタイは首が閉まって大嫌いだ」
「祖父が絞首刑で亡くなったから遺伝したんだろう」
◆お願い
女性が男にお礼を言っていた。
「お願いを聞いてくれてありがとう。
男は恐る恐る
「いやぁ、君が怖くてしただけだから、気にしないで」
◆視力
男は自慢げに言った
「俺は視力が良いんだ。1.5も有るぜ。
左0.8 右0.7」
◆罪
ニュースを観て
「マンホールの蓋が盗まれたんだって。」
「落ちたら人が死ぬとわかっているから殺人罪だよな」
「そこまで重い罪なの」
「じゃぁ、ブレーキオイルを盗んだら?」
◆選挙費用で
「知事が国政に参加したいから辞めるって、また選挙か」
「個人の都合で多額の税金を使うのね」
「絵画が何枚買えると思うんだ」
「何人の子供が救えるかでしょう」
◆質問
イケメンの男“輝夫”が女性に囲まれて、悲しんでいた。
「別れたよ」
まさ子
「どうして?なぜ?いつ?」
輝夫は
「質問は一人一回限りなら答えるよ」
まさ子
「たった一回なの」
「そうだ、今ので、一回だ」
聡美
「それはひどく無い」
「ひどくないよ 君もおしまい」
洋子
「じゃあ、質問できるのは私だけね」
「そう、でも今ので、答えた」
◆一日一回
母親がゲームをしている息子に
「またゲームをしている」
子供はゲームから目を離さず
「一日一回は良いって言ったよね」
母親は
「一日一回以上はダメと約束したでしょう」
◆俺の女
男が偉そうに、女を抱き抱えて
「お前は俺の女だ」
女は男の肩をたたきながら
「でも、そう仕向けたのは私よ」
女は微笑んだ。
◆お願い
善行を積んだ男に、神様が現れた。
「願いを一つだけ叶えてあげよう。
善人は即答した。
「私の願いが全て叶いますように」
◆上り坂
女性が息を切らしながら歩いていた。
「この神社への上り坂、60度くらいあるんじゃない。急すぎる」
男は平気な顔で
「俺の家の前なんか、60度なんてもんじゃない。
180度あるよ」
◆意味不明
彼氏が彼女に言い寄って近づいてきた。
彼女は嫌がって
「ちょっと何よ 1メートル以上近づかないで」
「離れるなってこと?」
◆どっちが先
金持ちの老婆が、若い妾の看病をしていた。
老婆は手を握りしめながら
「安心して、あなたが死ぬまでちゃんと面倒を見ますよ」
「そっれて、俺より長生きするってこと」
◆願い
テーマパークのクルーが、来場者に説明をしていた。
「池の真ん中にツボがあるでしょう。
真ん中にコインが入れば願いが叶いますよ」
男はコインに願いを込めて投げた
「すごい、本当だ。
真ん中に入るように願ったら入った」
◆結婚の条件
未婚女性同士の会話
「あなたの望みは高学歴? 高収入?」
「私の望みは一つだけ、私が気に入る人、これだけよ」
友人は納得したようで
「つまり、高学歴、高収入でイケメンってことね」
◆高齢の夫婦の会話
「そんなことしたら、天国に行けないわよ」
夫は
「この年で天国に行って何の楽しみがある?
若い盛りに行きたかったな」
◆何回目
高齢の妻が朝食の準備をしながら
「今日は銀婚式よ」
夫はあまり興味を示さず。
「そうだっけ、25回目の銀婚式だっけ」
◆ブティックにて
付き合って間もない恋人同士が、洋服を選んでいた。
女性は気に入った服を見つけて
「なんて素敵な服」
男性はニヤケて
「着ているところを見せてくれたら買ってあげるよ」
女性は
「ありがとう、着替えてくる」
と言って更衣室に駆け込んだ。
男はつぶやいた
「結果じゃなくて進行形なんだけど」
◆おっとりした女性
おっとりした娘さんが、お見合いの席で
「お父さんは、何歳の時にお亡くなりになったの」
「20歳だったよ」
「若かったのね。あなたはまだ生まれてなかったのね」
◆男の悩み
几帳面そうな男性が悩んでいた。
「風邪などをひかないように と言うけど
風邪以外にひくのは何がある」
◆貧血
「貴方、この前貧血で倒れたの」
男は、ひ弱そうに思われたくなかったので、
「君の色っぽい姿を想像したら、下半身が興奮して、貧血になってしまった」
◆心配症
若いスーツを着た男が喫茶店の机にうつぶせになっていた。
友人がそばに来て訳を聞いた。
「どうしたんだい」
「心配で眠れないよ」
「おいおい まだ勤務時間内だよ」
◆難題のパズル
秀才が、一生懸命にルービックキューブをいじって、友人に言った。
「お前から貰ったルービックキューブは難しいな」
友人は皮肉な笑いを浮かべて
「秀才のお前用に、特別注文だよ」
秀才は手を休めず。
「どうやって七色を揃えるのだ」
◆モデル
若い女性をモデルに、男性が絵をかいていた。
「お前はいつも彼女をモデルにして絵を描くよね」
「見つめていても変に思われないからね」
◆その通り
恋人同士が言い争いをしていた。
女性が、いらだちながら
「私は八方美人じゃないわよ」
男は
「その通り・・
君は美人じゃない」
◆永遠に
若い男が女性を口説いていた。
「僕の初恋の人は、永遠に君だけだ」
女性はあきれた顔をして
「あたりまえでしょう」
◆思い出
女性が彼氏のご両親と一緒に食事をしていた。
女性は自分の両親の言い争いに困っていて、彼氏に相談した。
「ご両親は言い争いをしたことがある?」
父親が懐かしそうに
「一度だけ大ゲンカしたことがあるな」
彼氏は
「俺の記憶にないけど なぜ」
母親が
「あんたは知らないよ。産むか産まないかで大喧嘩したの」
◆掃除
換気扇が壊れて、新品に交換した夫が妻に
「年四回は掃除しないといけないらしいんだ。冬は水が冷たいから嫌だね」
妻は
「夏に四回したら良いでしょう」
◆棄てるもの
立派な装いの社長が、不倫相手の秘書に言った
「俺の全財産と地位を捨てても、君を守る」
秘書が冷ややかな目をして
「そんなに多くを捨てたら駄目ですよ。
奥さんだけ棄てれば良いのよ」
◆名前
老夫婦の会話で、妻が
「どうしても覚えられない名前の人がいるの」
夫が聞いた
「誰だい?」
◆大泣きの後
別れを告げられた女性が大泣きしていた。
男は慌てて、コップに水を持って来て、なだめながら言った
「脱水症にならないように水を飲んで」
◆同じ気持ち
結婚を約束した男女が、娘の両親に挨拶をしていた。
「お嬢さんをください。しっかり稼いで苦労させません」
父親は娘を見て
「お前も同じ気持ちか」
と聞いた。
娘ははっきり否定して
「まさか、同じ気持ちの訳ないでしょう。
私は稼がないわよ」
◆勝負
優勝した男に嫉妬した男が、彼女に言った
「俺はあいつに一度も負けたことないよ」
彼女は、分かっていると言いたげに
「勝負したこともないわよね」
◆宝石
男が女性を口説いていた
「君を宝石のように扱うよ」
女性は
「ありがとう。でも貧しくなったら質に入れるのね」
◆綺麗
結婚式でウェディングドレスの花嫁に友人が言った
「見違えるくらいに綺麗よ」
花嫁は
「じゃ、いつもの私は」
◆男の悩み
男が悩んでいた
「汗水流して働くと言うけど
水って何?」
◆男の悩み
あまり取引のない会社から、手厚い接待を受けた。
男が悩んだ
「この、おもてなし は 裏が有るってことか」
◆おっとりした女性
喫茶店で涙目の女性が、おっとりした女性に言った。
「私、離婚したの」
おっとりした女性が聞いた。
「誰と?」
◆おっとりした女性
女性が指にはめた指輪を、おっとりした女性に自慢げに見せつけて言った
「プロポーズされたのよ」
おっとりした女性は驚いて聞いた。
「なんて返事したの」
◆最後
男女が言い合いをしていた
女性が強い口調で言った
「もう二度と会わない」
男性は笑顔になり
「 じぁ、もう一度は会ってくれるんだね」
と喜んだ。
◆病院で
待ち時間を少なくしようとした患者が、気分が悪くなったふりをして、
先に診てもらおうと悪知恵をだした。
看護婦さんが様子を見て言った。
「辛そうですね。少し横になって、気分が良くなってから診察しましょうね」
◆異常に妻を愛している夫
初めて親になった夫が、子供を可愛がっていた
妻は
「貴方はほんとに子供を愛しているのね」
夫は微笑みながら
「愛しているよ、愛している君の子供だからね」
「貴方の子供でもあるのよ」
夫は微笑を絶やすことなく
「そうだった」 と答えた。
◆号泣?
振られた男性が号泣していた。
女性が肩をなでながら
「あなた、泣いているの? 」
男性は
「鼻水だ」と答えた。
「涙は鼻から出るけど、逆もあるのね」
◆大仕事を終えて
パーティ会場で、業績を挙げた女部長を、社長が称えた。
「素晴らしい仕事ぶりだったよ」
「ありがとうございます。胸の支えがやっと取れました」
そばで聞いていた、うだつの上がらない専務がささやいた
「今、ノーブラなのか」
◆汗
猛暑の中、木陰で若い女性が座り込んでいた。
付き添いの男が、ハンカチを差し出した。
女性はお礼を言って汗を拭いた。
「洗って返しますね」
男は、
「汗だからそのままで良いよ」
男は思った「おしっこと同じだ」
◆遠慮
同僚が高級レストランで食事をすることになった。
いけ好かない同僚が言った。
「遠慮なく食べて」
気の弱い同僚は
「俺のおごりだけと、遠慮なく頂くよ」
◆当選確率
選挙事務所で、秘書が議員に報告していた
「議員、当選確率は70から90%との事です」
ボランティアが不思議に思い秘書に聞いた。
「さっきの報告は本当ですか」
秘書は
「嘘は報告出来ないよ。実際は75%だけどね」
◆君の子供
「お腹の子はあなたの子じゃないのよ」
気の強そうな女性がそう言い切った。
「君の子で間違いないよね。それで十分だよ」
◆肉女と草男
「私と寝ようなんて十年早い」
男は
「ヤッたー 十年後に寝てくれるんだね」
◆肉女と草男
嫌味な男に惚れこんだ女性が、料理を作った。
「私が作ったのは美味しい?」
男は迷惑そうに食べながら
「切って混ぜただけだろう」
女性はがっかりして
「今度は野菜から育てるね」
◆水槽の中は
魚に餌をやっていた。
客が水槽をのぞき込んで。
「何処にいるんだ」
「岩の影だろ。ここ数か月見てないよ」
客は不思議そうに
「見えないのになぜ飼っているの?」
◆父さんの行き先
母さんが父さんを探して息子に聞いた。
「父さんは何処に行ったの?」
「うるさい場所だと思うけど」
「うるさい場所? こっそり飲みに行ったの」
息子はゲームをしながら
「何処行くのって聞いたら、『うるさい』と言って出ていったよ」
◆将来の夢
進学の説明会で学友が聞いた。
「大学に行って何を専攻するんだ」
男は希望に満ちた顔で、
「経済学部だ」
「社長にでもなる気か」
「いや、大統領だ」
◆ダイビング
南国に旅行に来ていた筋骨隆々の男が、ひ弱な男に言った。
「スキューバダイビングしたかったけど、俺は泳げなくて、スカイダイビングにしたよ」
ひ弱な男は
「えっ、お前は飛べたのだっけ」
◆おっとりした女性
おっとりした妻が、夫の看病をしていた。
夫が目を覚まし
「兄貴の夢を見た」
おっとりした妻は
「元気だった? 病気と聞いていたから心配していたの」
◆良薬口に苦し
認知症になった夫に、妻が苦労して薬を飲まそうとしていた。
「はい、二錠飲んでね。水に含んで一緒に飲めば大丈夫よ」
夫は口に水を含んで飲み込んだ。
看護士は夫が錠剤を呑むふりをして、棄てていることを妻に報告した。
「知っているよ。ただのビタミン剤だから、薬は水の方よ」
◆おっとりした女性
おっとりした女性が婚約者に、お父さんの長寿を願って。
「お父さんは長生きね。私の祖母はもっと長生きだよ。生きていれば200歳なの」
◆お母さん
三人家族の家に、幼馴染の女性が訪ねて来て、娘と仲良く遊んでいた。
男にとって、幼馴染の女性は大好きな存在だった。
「俺たち付き合おうよ」
「貴方には。可愛い娘さんのお母さんと一緒に住んでいるでしょう」
「君だってお母さんと一緒に住んでいるじゃない」
◆美味しい
男性が後輩の女性に
「二人で蟹を食べに行こうよ」
女性は
「まずいんじゃない」
男は
「そんな事ないよ、今が旬だよ」
◆病院にて
大きな事故にあった若者に、家族が面会に来ていた。
看護婦が元気を付けるために
「もうすぐお母さんにあえるわね」
「ああ もうすぐ会える」
看護婦は脈をとりながら
「お父さんは来ないの」
「いや父さんには会えないよ 父さんはまだ生きているから」
◆二刀流
友人がティッシュでテーブルを拭きながら
「このティッシュすごいよ
ウエットなのに、時間がたつとドライにもなる凄いやつ」
◆公園で
公園で父親に見えない若い男と、幼い男の子が砂場で遊んでいた。
その男の子の母親が砂場にやってきて
「一緒に遊んで頂いてありがとうございます」
男は
「子供と遊ぶのは楽しいですよ」
母親は
「子供好きですね」
男は笑顔で
「はい、好きですが
母親はもっと好きです」
◆デート
レストランの外で、若い男女が笑顔で会話をしていた。
女性が
「久しぶりの外食で美味しかったわ」
男は
「遅くなってしまったね。ちゃんと送っていくから安心して」
女性は男が浮気をしていると確信した。
「ありがとうって言いたいけど、私たち一緒に住んでいるのよね」
◆おっとりした女性
「来週は会えないわよ」
おっとりした女性に言った
「なぜ」
女性は
「家族の結婚式なの」
おっとりした女性は
「家族の結婚式に出るの」
「普通でしょう」
おっとりした女性は言った。
「でも私、両親の結婚式に出た記憶がないわよ」