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イチョウの木の下で生まれる、絵本のような物語です。

秋になりました。


私の体を若々しい緑色で包んでいた葉っぱたちもその色を変え、今では黄色の光を放っています。いくつかの葉っぱたちは私の枝につかまる力をなくし、早くも宙へと舞っていきます。


初夏から元気に成長していた葉っぱたちが頼りなく落ちていくこの季節はどこか寂しいものです。でも、私はこの季節が好きです。

夏の間、私の下を通り過ぎていただけの人々が、時折立ち止まってこちらを見上げてくれるようになるのです。


私は彼らの目にどう映っているのでしょうか。

もしも彼らと話ができたなら、いつか尋ねてみたいものです。


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