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どん底
光が見えない
深く深く
さらに奥深く
何もない
暗い暗い空間が
そこには広がっている
何にもない
そこには
何にもないんだ
ただ裸の自分がいるだけ
そんな空間
心の闇
そこで座り込んで
頭を伏せて
何にも届かないようにしている
心の闇は
とても深い
言葉で表せないほどに
それは黒い
目を背けたくなるような
そんな光景
どん底
まさに一人で何にもできない
そんな状態
助けを求めても
その声は届かない
近くは見えず
その先も
また見えない
そこから抜け出すには
自分の力でしかできない
自分自身と向き合うとき
とても暗い詩ですが、詩と向き合う中で色々な気持ちが生まれてきます。そんなとき生まれた詩の一つです。




