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兄弟
自分の身近な存在
年も近くて
少しだけ前にいる兄
親からは比べられることが多く
兄を疎んだこともあった
どうして自分には兄がいるのだろう
そう思ったこともあった
小さな頃
一緒に遊んだこと
記憶の中にある
かけっこをしても追いつかなくて
悔しい思いをしたこと
勉強を見てもらったこと
一緒にいたずらして怒られたこと
どれも大切な思い出だ
今では昔のように呼ぶことはなくなったけれど
それでも身近な存在だ
無くすことはできない
自分には立派な兄がいる
いつか追いついてみせる
私も兄弟がいるので、そんなことを思いながら書きました。




