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リスペクト
少しだけ前を歩く人
その背中は近いようで
とても距離がある
手が届きそうで
どうやっても届かないような
そんな距離で僕の前を歩いている
その背中を揺らしている
いつだって僕より先にいる
何をするにも
何を考えるにも
僕より先で
僕よりすごい
とても悔しい
詳しいけれど憧れる
キラキラした存在で
自分もいつかと
思ってしまう
どんな景色を見ているだろう
どんなことを考えているんだろう
いつか必ず隣にならんで
そうして追い越す
そんな憧れの人
私にとっての憧れを思いながら書きました。




