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僕が育てたものたち
皆がやっているから
やらなくてはいけない
皆と同じように
しなくてはいけない
誰かと違うことをしては
いけない
皆と同じように
生きて
生活して
大人にならなければいけない
僕は
そんな思考が嫌いだ
ひねくれて
ねじまがって
大人になってしまった
本当は
笑顔を浮かべたいけれど
上手な笑顔は
浮かべられない
あるとき
親に反抗してしまった
たった一言
うるさいと呟いただけで
僕はそこからいないものになった
僕はいらないんだなと
勝手に解釈した
今日
ここに至るまで
詩を書き綴る
詩を歌うように書く
色々な気持ちがあって
様々な感情に突き動かされて
詩を創る
そこには自分でないような
まるで自分のような
不思議な詩たちが並ぶ
読み返すと恥ずかしい
いけないものをみているようだ
これは詩なのだろうかと
疑問も浮かぶ
けれど
詩は続く
人生は続く
ひねくれても
ねじまがっても
詩は
続く
毎日は
続く