きみと二人で

雑草

地に根を伸ばし

雨にも風にも雪にも

暑さにも寒さにも

ときには踏まれることだってあっても

強く強く生き続ける

雑草は邪魔だと

抜かれることがあっても

子孫を残そうと種を飛ばす

必死に花を咲かせて

環境に適応し

なんとかして生き延びようとする

道端にたくさん生えている雑草

様々な種類があるが

皆違った生き方をしている

それぞれが

歴史を持っていて

生き抜いてきている

次の世代へと

ときを重ねている

地面には

たくさんの命が宿っている

そこには様々な歴史がある