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Star
星が空に煌めいて
辺りが自然と暗くなる
すっかり明るくなったけれど
夜になるとまだ冷え込んで
少しだけ寒さを感じる
小さな頃は
星を見るのが大好きで
あの星みたいにキラキラと
輝いている存在に
なりたいと思った
歳を重ねて
夢を語るのが
とても恥ずかしいことだと感じるようになり
空に煌めいている星を
いつしか見なくなった
当たり前のことをして
当たり前に一生を終える
僕たちは
なんでそんなことに縛られたのだろう
周りに合わせたから?
いいや
自分を殺したからだ
あの星になることは
できる
それをしないのは
自分のせいだ
人のせいではない
キラキラ輝く
星に
今からなる