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重なりあってぼくたちは生きている
ぼくたちは
一人では生きていけない
必ず誰かの助けを受けて
生きているし
生きてきた
これからもそれは変わらず
生きていくだろう
誰かから教えられることも多く
誰かに教えることもある
わからないことは
恥では無いし
むしろ
知った風に物事を図るのは
非常に危険だ
ぼくたちは重なりあって
生きている
重なりあわないと
生きていけない
隣にいる
素敵な恋人とも
どこかしら重なりあって
一緒になった
重なりあうと
また違ったものが生まれる
ぼくたちは
もうそれをすでに知っている




