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断片

とある風景を見て

頭の隅が疼く

どこかで見たような景色が蘇る

また一つ何かを忘れているような 


思い出そうとしても

なかなか出てこないことがある


記憶には

確かにある気がするが

それが何なのか

それがどこにあるのか

わかるようでわからない


断片は

頭のそこら中に

転がっている


それらを結び合わせて

綺麗なものができあがる


忘れてはいけないこと

忘れちゃったこと

断片として残っていること


それらをまとめて

人生はできている

これからも

それは変わらない

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