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Memory.2
記憶の海を探っていく
奥の奥には
今までの積み重ねが眠っている
細部を見通すことはできず
ぼんやりとしたものがただよっている
もしかしたら未来がわかるかも
そんな気持ちを吹き飛ばすかのように
奥は真っ暗だ
そこにはやはり
何かがある
記憶の海を探っていると
たくさんのものが泳いでいる
それらをエネルギーにしながら
先へ先へと
泳ぎ続ける
まだ見ぬものがこの先には
泳いでいる
たくさん生まれていく世の中で
必要なものを取り入れ
成長していく
やがて大きな大きなことになる
記憶は
とてつもない力である
前に書いた詩の続きのようなものです。