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きみを待つ
遠くへ行ってしまったきみ
ちょっとだけ待っててねと
すまなそうな表情でぼくに言って
どこかへ行ってしまった
ぼくはきみのことを待つ
きみが成長しようとしているのを感じ
ぼくは笑顔で送りだす
人の成長を見るのは楽しい
例えば
赤ちゃんが子どもになって
そうして大人になっていく
青春
葛藤
選択
たくさんの感情を持って
人は一つ一つ階段を上る
できないことをできたとき
また一つ大人になったねと思う
きみの成長を間近で見ることはできないが
ぼくはきみを待つ
いつの日か
笑顔で迎えるために
自分でもこの詩は好きだなあと思います。