我は魔神。魔神ネッコ……。コンゴトモヨロシク…………。人間共よ、我の日々の生活に恐れおののき恐怖するがよい!!〈魔神ネッコの自己紹介とその日常の日々にゃん〉
我輩は猫である。名前はまだ魔神ネッコ。
空き地の土管の中、我輩は空腹で目が覚める。
……ぐー。
もう既に三日、何も食べてはいにゃい。
「ああ、◯ゃうちゅーるが食べたいにゃ……。」
空腹を何とかする為、餌を探し街中をぶらつく。
「んにゃ?」
我輩はその張り紙を見て、飛び付いた。
『可愛い猫ちゃん大募集♪♪♪
貴方も楽しいアットホームで、働いてみませんか?
食べて寝るだけの簡単なお仕事です。
履歴書不要、国籍問わず、ベッド、三食、昼寝、お風呂、ブラッシング、三時のおやつ完備。
給与、◯ゃうちゅーる
休日、不用
先ずは、お気軽にお電話下さい。
猫カフェ「猫♪猫♪幻想曲」
電話番号、020ー2222ー2222まで』
「これだにゃー。」
我輩は飛び付いたにゃ。
「よろしくお願いしますゃー。」
「えー、お名前は?」
「はい、我輩。魔神猫丸と申しますにゃ。」
「…………。」
「贅沢な名だねぇ、お前の名前は今日からネッコだよ!!」
「ええー!?何でにゃー。」
……そんな感じで、ここ猫カフェ。猫♪猫♪幻想曲で働く事になったにゃー。
「いらっしゃいませにゃー。」
……しかし。
何故受付!?
えっ?ここ猫カフェですよね?
普通、受付って人間共がやるんですよねぇ?
……何故、人間より優れている、猫の我輩が受付なの?
おかしくにゃいですか?主。
「あら、可愛い猫ちゃんね。ここ、猫ちゃんが受付なんだー。へー、面白ーい♪」
「もふもふして、いいにゃよ?」
……そして、ディナーの◯ゃうちゅーるを頂く我輩。
「これ、うまっ。マジヤバいわ。」
……はふはふ。やべー。
そして寝る前に、何時もの様に執筆に勤しむネッコであった。