表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

未来の彼方へ

作者:中井田知久
「ここは何処だ?」
僕は心の中で思う。真っ白な部屋。木製の机と対面の椅子以外は何も置いていない。僕はひとつの椅子に座っている。ぼんやりとした頭を揺する。夢の中だと錯覚している。だが、何時まで経っても、夢は覚めない。
すると、ガチャと音とともに、白い服を着た、男が入ってくる。何歳くらいだろうか? 40歳代くらいだと思われるが、若くも見えるし、歳をとっているかのようにも見える。
「目は覚められましたか?」
その男性は言う。厳かな雰囲気をたたえた、その男性は静かに僕の前に座る。
「貴方は?」
僕は言うと、その男性は静かに微笑む。
「私に名前はありません」
男性は微笑んだまま、答える。名前はない。僕は怪訝に思う。一体、この男は何者なんだ。
「貴方は死にました」


「あなたは生きたいですか?」唐突に「僕」に聞く青い眼の男性。一度「死んだ僕」が別人として生きること。果たして、それは「幸せ」なのだろうか? 
 大学生の僕は別人として生きる決意をするが、別人の記憶が溢れだし……。
現実と幻想が交錯する未来とは。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ