不思議な生物の名前決め
「テイムしますか?なんて出てきたもんだからする!って言ったけどまじでどうなんだこれ…?おぉなんかふわふわ生物が輝いてる!」
ギュルルルル………ポンッ
「お!?」
「こんにちはマスター!さっきはヤワリンゴありがとう!テイムしてくれたおかげで喋れるようになったよ!」
「ぐはっ」
(可愛すぎだろ…あれか、ショタボって感じの声だな)
「どうしたの?大丈夫マスター?」
「だ…大丈夫だ問題ない。それよりお前の名前って分かったりする?呼ぶとき不便だろ」
「んーとね、テイムされた魔物はその場で主に名前を決めてもらうの」
(魔物…?それってゲームとかでよく出てくる魔物?まぁいいや)
「要は名前を付けてやればいいってことか?」
「そうだよ。ついでに名前に込められた意味によって変わった成長や進化もしたりするよ」
「おぉう…なんか責任重大みたいだな……よし!名前考えるか!」
(もっふもふでふわっふわだからどっちか名前に入れたい…可愛いし癒されそうな名前にもしてやりたいな…モファ?フワロ?いやフワロはもっと簡単にファロ…)
~選択~
モファ
フワロ
⇒ファロ
「よし!お前の名前はファロだ!」
「わーいありがとうマスター!…あれ?」
ギュルルルル
「なんだまた輝いて…!?」
ポンッ
「わぁ…びっくり…進化しちゃった…」
「さっきから言ってる成長やら進化やらってなんだ!?」
「んっとね、成長はその名の通りの成長。進化は…うまく説明出来ないけど成長のグラフが坂道のような斜めの感じなら進化はもう垂直な壁レベルだね。つまり一気にレベルが上がったみたいな」
「進化にレベルって…ホントにゲームみたいだな…進化してファロはどう変わったんだ?」
「えーと……ぇ、」
「どうした?」
「なんか…魔物ってより精霊に近くなったような進化をしたみたい。マスターはどんな意味を込めて名前を付けたの?」
「可愛くて癒されそうな名前」
「なるほど…魔物っぽくなくなったのもそれが原因か」
「やっぱさっきから言ってる魔物って怖い魔物か?」
「まぁ大体そうだね。僕もキルラビットって種族名だったし。今はフェアリーラビットになってるけど」
「え…おれファロに殺されそうだったの?」
(なんか違和感があるような…?)
「いーや?この辺に人間がくるのが珍しすぎて見に行っただけだよ。攻撃しようとしたら殺ってたかも…?僕マスターより全然強いし」
「初めて会ったのがファロで良かった…魔物こえぇ」