謎人間の生き返り
知ってる天井で目が覚める
(ここは……ファロのツリーハウスか)
「まず状況確認をしよう。腹に刺さった矢は…ない、傷は…傷痕すらないな。少し…いやかなり気だるいな、貧血か?」
(そして今生きてるってことは………)
「50%に勝ったってことか。代わりに呪いも……」
(てかこれよく考えたら全部のヌシがファロみたいに突然の人間に攻撃しないとは限らないし…これ呪い解く過程で死なない?)
「……ぁ」
「ん?」
遠くから声が聞こえる
「マスタぁぁぁぁ!!!」
「おわぁああ!?」
ファロが突っ込んでくる……目の前で止まった
「危ない危ない。マスターのお腹にダイブするとこだった」
「久しぶり…なのか?」
ヒュウマにとっては一瞬だが
「そうだね……久しぶり、そしておかえりマスター!」
少し涙目なファロ
「ただいま、ファロ」
・
・
・
「そういえばヒュウマの腹に矢が刺さったと思うんだけど」
「あぁ、それなら僕が取ったよ。血がいっぱい出たから傷口ふさいだ後はマスターの自力で治ったような物だけど」
「だから貧血なのか」
(そして50%で死んでたと)
「だから少しでも血を増やすためにお肉食べなよ」
この間の肉……いやあの兵士達の物資によってさらに豪華になっている、そしてヒュウマの腹が鳴る
「~~~いただきます!」
やはり美味い
そこから少し経って
「あと話変わるんだけどさ、ファロってなんでこんな見ず知らずの人に攻撃しなかったんだ?」
「前も話さなかったっけ、武器も持ってないし戦えそうにもなかったから観察してたら見つかっちゃって、凄い僕に対して好意的な反応だったから「今までの退屈が消えたらいいな~」って思いながら何もしてなかったらヤワリンゴ渡されちゃってさ」
「ちょっと待て、ヤワリンゴってそんな凄い物なのか?」
「ヤワリンゴを《鑑定》スキルで見たら『ヌシはこの果物を見たときに強烈な魅力を感じる、さらに誰かから貰った時にはくれた者に好意的になる。この効果は第一印象によって効果の度合いが違う。ちなみにヌシは木になってる状態のヤワリンゴに対して無関心になる』って出たんだよ。だからその効果かな」
(ふむ、なるほどな。それとファロに呪いの事を伝えておくか)
ヒュウマの身に起こったことを説明する
「そんな事があったんだね。それならヤワリンゴを持っていけば呪いの解除にも役立つだろうね」
「そうだな、それとそろそろ町、それか国に行きたいな」
「それだったらアタナリア国に行こうよ。この辺だと一番大きい都市だよ」
「でもそこってファロを狙ってるとこじゃ……」
「大丈夫、僕の詳細を知ってる人はほとんどいないから」
「じゃあ当面の目標はアタナリア国に行く!で決まりだな」




