巨大国家からの挑戦状~その第12話~
敢えて記載せず。次回投稿をお楽しみに…。
「然るべき時期に報告した。然るべき時期は答えず。慌ててましたね。石井法務大臣は…。」「そうだな?上杉…。」「然るべき時期に報告を受けた木村総理は会見しますかね?」「然るべき時期に報告を受けたが、然るべき時期は何時かは答えないだろう…。例え会見しても…。」
「部長上杉キャップよろしいですか?」緊急世論調査を社主の指示で調査部が行っていたらしく、ファクスが流されて来ましたのでごらんください。」山崎佳代がそう言うと内田にファクスを手渡した。「内閣支持率は15%与党の支持率が18%。いずれも半減の数字だ。」「見てみろ上杉。」「これは既に末期ですね。木村内閣は…。与党も野党第一党と変わらない数字ですし、とても解散総選挙は無理。さりとて総辞職は木村総理の性格では。」
「官邸の番記者からの緊急連絡です。総理が会見するそうです。」山崎の声に政治部にいた全員が釘付けになった。会見場に、木村総理が入って来る。記者クラブの幹事社の記者が最初に2問質問し、挙手し指名された記者が社名と氏名を言って質問する形の会見である。
先ず幹事社の記者が、「総理が法務大臣の事件着手の報告を最初に受けた時期は何時であるか?また民自党の総務会が紛糾更に閣議でも閣僚と総理が激論との話があります。これについてもお答えください。」「最初に私が聞いたのは事件に検察が着手する2日前だ。総務会の紛糾については事実であり、党の最高責任者総裁として党員の皆様にお詫びすると共に、胸襟を開き説明を果たすつもりだ。閣僚と総理が激論…。これは活発な意見の交換をしたに過ぎない。」「日報新聞社の綿引です。胸襟を開き説明をするのに絶好な機会が今行われている記者会見だと思います総理。国民が注視しております今、きちんと説明をされてください。」「判っている。総務会で話題になったのは国策捜査ではないか?これが1番だった。結論は国策捜査ではない。と言う話だ。」「国民の皆様の政治不信を払拭する為に、木村内閣と与党は全力を尽くす決意である。」「方の下の全ての国民は日本に置いては平等である。これを今回の事件は如実に示していると私は考える。総理大臣在任中の容疑での逮捕である為だ。有罪か無罪かは司法である我が国の裁判所が判断する事である。逮捕された議員は何れも私と同じ与党の所属であり、中でも中田一郎議員は与党の最大派閥のオーナーである。私の内閣と与党には重大な影響のある逮捕であるが、しっかりと、国政の運営に力を尽くすつもりであります。」木村はそこで記者の質問を制して、会見を打ち切ったのであった。
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