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巨大国家からの挑戦状~その第23話~

敢えて記載せず。次回投稿をお楽しみに…。

鎌田の言葉に内田と上杉は頷いた。彼ら二人は団塊の世代を身近に感じる世代であった。学生達が暴力左翼革命論に被れ、政府転覆を計画した様々な事件も記憶にある小学生時代を過ごしていた。世の中から受け入れられない、テロを肯定した過激思想は持ち合わせずども、世界各地で起こった反戦運動や、アーティスト達による音楽や絵画などを通じたメッセージを身近に感じて共鳴した世代であった。


「我々には関係ない国や地域の争いに、大義名分を掲げて参加する政府、その影で多額の利益を得る企業の経営者。アメリカと言う国家の抱えた病巣の深さ、富裕層白人社会と、黒人やヒスパニック層を中心とした社会的弱者貧困層の対立。この構図は変わっていませんね。当時と何ら…。」「それは我々の属する陣営だけでなく、我々と対立する陣営でも…。政府が国民に銃を向けて鎮圧。更にその盟主たる国が、傀儡政権を嫌う陣営の政府を武力で妥当したり…。形が違うだけでその根幹は同一?。」



「そう言う事になる。どちらも本質的には同じ、ただ少しは我々の陣営がましだと言うだけ。我々の陣営には、少なくども、自由に物が言えるからだ。反対の陣営だったら、御用マスコミしか存在しない。この鎌田も含め内田君上杉君は牢獄行の政治犯&非国民。」「社主(笑)非国民こそ我々政治記者には最高勲章だと思いますが…。」「上杉君…。君は確かに非国民の称号や政治犯は恐れない様だな?社内で天皇と渾名されている私を相手に、過去に何度も左遷と言う名の国内流刑の経験者だ(笑)」「社主(笑)上杉は確かに政治犯で…。国内流刑数回、他社なら既に打ち首は1度や2度ではないはずですが、社主は1度も辞表は廃棄して受け取らずでしたね。」「内田君…。それは内密な事項だろう(笑)。上杉はいざというとき使える人間。社員だから僕は辞表などは全て踏み潰した。」「上杉君は桜田烈士の末裔、国士&尊皇乗員の志士の末裔だそうだな?上杉君の父は地方議員で、金には転ばない人間と人事部が調査してある。採用の時に…。ある意味筋金入りのテロリスト。」「社主。そこまで人事部は調査しているのですか?。」「ハハハ。人間一人変わり者がいると人事部も大変だ(笑)だから由加は上杉君の事は全て承知している。入社式の時に面構えの良い同期生が君だったと。伯父様の若い頃はあんな風だったのではと死んだ家内に聞いた様だな。(笑)」



「金に転ぶ連中が多いのは…。我々マスコミも同じだ。下手したら、強請&集りに近い連中も多いのは事実。嘆かわしい限りだがね。」「親父の選挙で着ましたよ。新聞関係者はかなり…。取材ではなく、お付き合いください。暗黙の金の要求です。玄関先で親父相手に…。出した事はありませんが勿論。そんな事新聞社の連中が普段からしていて、記事を書けるのか疑問ですね?」「最近はメジャーな新聞社の選挙事務所回りもありますよ。取材を口実に飯の時間に毎日来る新聞社の同じ記者。接待強要的な人間は…。」



「馴れ合いにあるのは、絶対にダメだ。書くべき事を書くのが新聞社の役割。」「今度の中田一郎のケースも同じスタンスで我々は…。これは言うまでもない事だがね。」

敢えて記載せず。次回投稿をお楽しみに…。



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