巨大国家からの挑戦状その第21話~
敢えて記載せず。次回投稿をお楽しみに…。
「そうだな。行政府に続いて司法府も我が国はアメリカの軍門に降った結果になる。司法府とは国家としての良心だ。仮にアメリカが我が国を51番目の州ぐらいと見ていないとしても、司法の独立は国家としての最小限のメンツを意味する。」「是が非でも地検特捜部はアメリカの手を借りず、中田一郎を有罪と立証する証拠を得る必要がある。果たして出来るかどうかだが?」「国内の政界関係者からの情報や贈賄側victory社の代理店契約した商社からの情報をどれだけ集められれかが問題だが。」「あれだけの規模の人員でガサ入れしてなにも出ない?とすれば問題だと思いますが、事前に証拠把握が出来ていなかった?あるいは中田サイドに情報が漏れそうになった?どちらかでしょうね?」「恐らくは後者のはずだ。中田一郎の情報網は政界官界に網の目の様に張り巡らせてあると判断していいだろう?。この鎌田もその一人と世間様はうるさいがね(笑)」「社主が中田一郎の密偵なら服部半蔵並みの大物でしょう?(笑)。」「服部半蔵か?上杉君。中田は気づいたのかも知れない?木村や法務大臣の石井の動きに…。彼は疑惑追究の発端がアメリカ政府にあると感じていたとすれば…。死去した中田一郎の前任の総理は、アメリカ政府と蜜月関係にあった故に長期政権を継続できた。後継は北野ならアメリカ政府は歓迎したろうが、中田一郎が後継の総理になった。彼では懐柔は不可能と判断して、victory社の疑惑を木村に提供した。間接的に北野にも…。あくまでも北野に関しては推論だがワシの…。」
敢えて記載せず。次回投稿をお楽しみに…。