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巨大国家からの挑戦状~その第14話~

敢えて記載せず。次回投稿をお楽しみに…。

夕刊の紙面作りの中心は、日報新聞社が独自に行った内閣支持率と政党支持率調査を中心に据えて、木村総理の会見と中田の接見解除とヤメ検事元特捜部長の弁護人選任、更には与党民自党の総務会の紛糾記事を扱う事になった。明日のアメリカ下院の東アジア小委員会の記事にも重きを置いた。昨日とは違い豊富な内容であった。


社主からの呼び出しも内田上杉にはあったが、鎌田は紙面の内容に上機嫌だった。鎌田は今後の注目点として、民自党の若手が何人新党の結成に合流するかだと言った。木村総理の煮え切らない態度では、来るべき選挙には勝てない。この焦りは相当に党内に蔓延しているはずと断言した。選挙の基板の弱い若手の議員には、新党は有効な生き残り方法だと言うのである。旧態依然として未だ権力闘争に終始する感のある民自党で、選挙を戦い落選するなら、改革派として新党を結成して生き残りを、模作する方が当選の確率が高いと鎌田は説明した。上杉も鎌田に全く同感だった。マスコミ各社が、新党に参加する議員たちを取り上げ話題にする。宣伝効果は抜群、尚且つ宣伝費用はかからない。知名度と地盤と金のない新人議員には魅力的な新党の計り知れない効果である。マスコミの影響で、無党派層の支持を得られれば、当選は疑いない得票が見込めるからである。


「しかし、社主。新党ブームは一過性に終わりませんか?。組織と金がない新人議員達は…。」「一過性いいんだよ。時が過ぎれば与党に復党する。めでたしめでたしで。」「簡単に元の鞘に収まる事が出来るのが政治家と言う人種だ。」「なるほど。」「やがて時が移れば、その行動力は評価され、リーダーとして彼らは担がれる立場になる世界だ。」「都市部を中心に、無党派層の有権者の数は多いし、選挙に出馬しようとする連中は、今回与党に流れる人間は少ないはずであるから、彼らには都合がいいんだよ。新党結成は…。」「総務会が紛糾していると言う情報がありますし、中田派以外の派閥には動揺が拡がっていると言う話。どの程度の議員が新党に参加するのでしょうか?。」「当選者も含めて二桁になれば成功だと想うが。果たしてどうなるかは不透明だと想う。現段階では。」


敢えて記載せず。次回投稿をお楽しみに…。

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