ゾンビの館
遅くなって申し訳ありません。
書籍5巻のこととか、色々とご報告すべきことはあるのですが、まずはアニメについて!
本日10月5日より『陰の実力者になりたくて!』のアニメが放送されます!
私も監修として関わらせていただき、最高のスタッフさんにも恵まれて最高の作品ができたと確信しています。
原作を読まれた皆様にも楽しんでいただけると思いますので、ぜひご覧になってください。
放送の詳細は、公式ホームページまたはTwitterにてご確認ください。
続いて、『陰の実力者になりたくて!』のゲーム化も決定いたしました!
タイトルは『陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン』で2022年内のリリース予定です!
もちろん、こちらも監修や執筆で関わらせていただいております!
まだ詳しいことは話せませんので公式Twitterをフォローして最新の情報をゲットしてください!!
そして、最後に書籍5巻の件ですが……。
本文は書き終わり、現在は校正の段階ですので、近いうちにお届けできます!!
度々遅くなって申し訳ありませんが、書籍完全オリジナルストーリーですので、新鮮な気持ちで楽しんでもらえると思います。
引き続き『陰の実力者になりたくて!』をよろしくお願い申し上げます!!
僕はゾンビに肩を噛まれたクリスティーナさんを見つめた。
「僕に任せてくれ」
「シド君……!」
「坊主、何か手があるのか!?」
深く頷いた僕は、腰の剣を抜く。
「クリスティーナさんはもう無理だ。楽にしてあげよう」
魔力を込めた剣を、クリスティーナさんの首に狙いを定める。
「おいおいおい!」
「ちょっと待ってよ!」
「大丈夫、痛いのはきっと一瞬さ」
そして剣を振り下ろそうとした、その時。
「痛ッ!」
ヴァイオレットさんの指が、僕の尻を抓った。
「待て、坊主!!」
マルガリさんが僕の剣を取り上げる。
「薄情者! こういう時は「僕が助ける」って言うのよ!!」
クリスティーナさんが僕の腹を蹴飛ばし。
ペチペチとヴァイオレットさんの指が僕の尻を叩く。
「なんでだ、クリスティーナさんも諦めてたじゃないか!」
「そんなの建前よ! そう言っておけばみんな心配してくれるでしょ!!」
「えぇ……」
「私は諦めが悪いの! 人生もハッピーで仕方がないのよ! こんなところで死んでたまるか!!」
吐き捨てながらクリスティーナさんはゾンビに噛まれた怪我を魔力で治療していく。
「血は止まったみたいだけど、それじゃゾンビ化は止められないよ」
「分かってるわ。これを治す方法とかないの?」
「こういうパターンだと、だいたい治療薬を手に入れるイベントとかがあるんだけど」
「ゾンビを治す薬なんて聞いたことも無いわ……」
「だよねぇ……」
二人そろって溜息を吐いた。
悪魔憑きならもう簡単に治せるんだけど、ゾンビ化は治療法とか全く分からないし手探り状態だ。
そもそも悪魔憑きを治療できたのも好き勝手魔力実験した結果の偶然の産物だったし。
「そう言えば、こんな噂を聞いたことがある」
マルガリさんが何か言い出した。
「ミツゴシ商会は住民を保護しながら、ゾンビに噛まれた住民を密かに回収していた。彼らはミツゴシ商会の地下へと連れていかれて人体実験に……眉唾だと思ったんだがな」
「もしかしたら、ゾンビに噛まれた人を研究して治療薬を作ろうとしていたんじゃないの?」
「そうかもしれんな。ミツゴシ商会の技術力があれば、不可能じゃない。それにこの建物は不可解な点が多すぎる」
」
「不可解な点?」
「図面にはない部屋があったり、隠し扉があったり、謎の暗号のような文字も見つかっている。何より、
この建物には表むきは地下なんて存在しないことになっているんだ。ミツゴシ商会がここで何かしてたってのは間違いないだろう」
「なら決まりね。地下へ行く方法を見つけましょうか。もしかしたら隠し食糧とかもあるかもしれないわ」
「あんまりお勧めしないけどなぁ……」
僕はぽつりと呟いた。
彼女たちが何かを隠そうとしている場合、トラップやら何やら大量に用意しているのだ。
特にイータのトラップはたちが悪い。
あ、そう言えばこの建物イータの設計だっけ……。
「地下へ行く方法には心当たりがある。こっちだ」
「頼りになるわ。どこかの薄情者とは違って」
そして僕の意見は黙殺されたのだった。
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