003父母登場
やっと父上と母上がでてきました。
どんな姿なのか、書いていないので、付け足そうと思っています。
とりあえず試しに投稿してますが、まだまだ改善していきます。
「父上、お願いがあります。」
「ん。レインかどうした。」
「私はもっと勉強がしたいと思っています。勿論父上との剣術の稽古も欠かしません。勉強して父上のお役に立ちたいのです。どうか、家庭教師をつけては頂けませんか?」
「ふむ。なるほど、家庭教師か。確かに、お前は年の割には大人びているし、アイデアが豊富だ。お前が開発した料理もどれも美味しいものばかりだったし、オセロと言ったか?アレも面白い。しかも最近は弟のアランやメイドと共に、何やら羊皮紙に代わる何かを作ろうとしているらしいな?」
さすが父上、屋敷内の情報をきちんと把握しているみたい。あまりやりすぎないようにゆっくりやっていたのだけど、どうやら評価はいいみたいで安心した。前世が教員だったせいか、アイデアを記録したり、実験したりするのに、紙がどうしても欲しくて我慢できなかったんだよね。それにしてもこの言われ方だと、ちゃんと報告をしろということかな?危ない危ない。報告もしておこう。
「はい。どうしてもメモをしたり、書き留めて置きたいものが多くありまして、どうせなら羊皮紙の代わりになるものが作れないかと頑張っております。流石に板に書くとどうしても嵩張ってしまい困りまして、そのまま考えながら作業をしていましたら報告を忘れてしまいました。報告が遅れて申し訳ありません。今後は計画の段階でご相談いたします。それで家庭教師についてですが……。」
「それについては実は私も考えていた。レイン、お前には才能がある。その才能は伸ばすべきであると考え、どのような教師をつけたら良いか考え、選んでおったのだ。」
うおおおおおお。さすが父上、伊達に一代で男爵位を得ただけはある。これは神様にほんと感謝だな。いい家に転生させてくれてありがとう神様~~。
「それは、ありがとうございます!!その方は一体どのような方でしょうか?」
「そうだな。既に3か月前、冒険者組合経由で連絡を貰ったから、そろそろ我が領に着く頃だろう。到着したら紹介しよう。うむ。昔の仲間だ、保障するぞ。」
あはは……。今紹介してくれよ~って思いが顔に出てしまったかな。でもめっちゃラッキーだ。父上が保障するのだから、絶対大丈夫だろう。これは今日も気持ちよく眠れるなぁ。
翌日の朝食時
「兄さん、今日も紙作りをするの?」
「その通りだよアラン。とりあえず、乾かした木も少なくなってきたから、まずは枝を拾いに行こうと思っている。最低でも使う分を拾ってこないと、材料が無くなっちゃうってことに、さっき気づいてね。」
「ふ~ん。ねぇ。僕もついてっていい?」
何と、かわいいことを言ってくれるなぁ。アランも5歳になったし、大丈夫だろうな。うん。
「そうだなぁ。どうしようか。うーーん。母さんアランも連れて行っていいかな?裏の森なんだけど危なくないし、いいよね?」
「そうねぇ。本当に近くならいいけど、絶対に無理はしちゃだめよ?それと必ず詰所に声をかけてから行くのよ?」
と母は子どもに諭すように、人差し指を揺らしながらOKしてくれた。
詰所には、この館を警備している使用人がいる。何かするときには必ず声をかけて守ってもらうことになっている。庭仕事などの雑用も兼ねているので中々コスパがいい。
「うん。分かったよ。気を付けるね。」
朝食のパンと目玉焼きを食べ終えた俺たちは、納屋から大きな籠を持ち出し詰所へと向かった。
書くのって難しいですね。
でもとりあえず、書きたい部分までは走っていこうと思います。