表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アイムレイン  作者: あひる茶
2/3

002睡眠大事

まだ主人公の思考のみです~。次話から会話があります。

 神様ぁああって言っていた叫びはいつ頃だったか?

 思い出そうとすると、ついさっきのように思い出される。

 まぁ、どうせ別世界への転生なんだから、どうでもいいのだが。うん。それよりも、真っ暗で何も見えないのだが?

 ていうか、よく考えたら目が開いてないんだ。いや、開かないんだ。なんだか瞼が重いし、非常に眠い。居眠り運転で自爆した癖に、まだ眠いだなんて、意味不明だし、何なら、体も重い気がする。ほら、腕とかなんだか超絶ゆっくりしか動かないし。何なのだろう。でも、とにかく眠い。これに抗う(あらがう)のは人として間違っている!!眠い時は寝る!!俺はこれをしなかったせいで自爆したのだから、もう抗うのは止めよう。うん。そうしよう。おやすみなさい~。( ˘ω˘)スヤァ。


 半年後。


 とにかく眠いからずっと寝ていたら、やっと目が見えるようになってきたよ。でもちょっとよく見えないんだよね。ただ、どうやら俺は赤ちゃんに転生したらしい。

 お母さんらしき人の母乳を飲まされているし、何度もレイン、レインって言われているから、俺の名前はきっとレインだ。耳は良く聞こえるんだよね。何を言ってるのかよく分からないけど。まぁ、言語なんてものは生活していれば話せるようになるし、文字は習えばどうにかなるから問題ないな。

 とりあえず、赤ちゃんは1歳になっても視力は0.1ぐらいしかないから、無理せず、のんびりいこう。こりゃぁ、時間は沢山ありそうだ。この世界の文明などを考えながら、時間を潰すしかないよな。それにしてもやっぱり眠いな。母乳を飲んだ後は特に眠い。勿論抗わないけどね。( ˘ω˘)スヤァ。


 3年後


 なんだかんだ言いながら、育ちましたよ、はい。

 どうやら俺は、そこそこに偉い家の長男らしい。家の大きさは、田舎にある廃校になった小学校ぐらいあるし、メイドやら料理人などがいる。そんな家の中をくまなく歩いていても、俺以外の子どもと出会わなかった。少し前に妹が生まれたが、うん。子どもはそれだけなんだよな、だから多分長男。


 文明的には中世ヨーロッパっぽいんだよな、家の材料はレンガや土壁だし、服装は洋服、3歳の誕生日の御祝いは質素だけど盛大だったし、父上からは「よく3歳まで生きた!」と感激されながら言われたからね。

 こりゃ、決まりだなって思ったよ。

 それにしても、名探偵コ〇ンも真っ青な、見た目は子ども中身はおっさんの出来上がりだなぁ。

 そういえば、どっかの偉い人?が言っていた


 肉体に精神が引っ張られる


 ていうアレ、引っ張られるというか、すぐにお腹減るし、疲れるし、イライラしやすいし、子どもの体の特性だと思うんだよな。自分の意思を頑張って保てば、どうにか幼稚化せずに済むんだけど、うまく口は回らないし、周りは子ども扱いするし、面倒だ。とにかく面倒だ。

 早く人間になりたーーーい的な感じで、成長したいよ。

 それと、やはり大切に育てられているせいか、危ないことや敷地の外に出してもらえないのが辛い。ただ、体を鍛えることは重要らしく、もうすぐ父上と剣の稽古が始まるらしい。父上と母上の話し声が聞こえてきたから間違いない。


 そういえば、父上の地位ってどのくらいなのだろうか。なんて聞けばいいのだろうか。地位なんて言葉まだ習ってないぞ。どうにかして今度きいてみよう。うん。やっぱりすぐ眠くなるわ。( ˘ω˘)スヤァ。


 7年後10歳


 ごめんごめん。毎日の生活で一生懸命になってて、色々忘れてたよ。

 言葉も不自由しなくなって色々なことが分かってきたよ。

 それと妹だけど、1歳になれずに流行り病で亡くなった。やはりこの世界は、まず大人になることが目標みたいだ。だからこそ、俺は大切に育てられたんだと思う。5歳を過ぎるまで町に連れて行って貰えなかったからね。そこで分かったんだけど、父上はここら辺の領主で男爵と言われていたよ。正直言ってめっちゃ嬉しかった。だって領主なら内政干渉できるじゃん!!これはロマンだよね。

 それにしても……とりあえず、妾の子も含め全員で5人生まれ、今は10歳の俺と、5歳の弟アランと1歳の妹ディアだけ。5人中3人か。俺はもう多分大丈夫だけど、どうにか育って欲しいもんだよ。

 とにかく、もっと色々知りたいな。何があってもいいように身体を鍛えつつ、この世界で何ができるのか知りたい。何があって何が無いのか。うん。勉強したい。学校は無いみたいだから、家庭教師を雇ってくれないか、父上に頼んでみようっと。

 それと、そろそろ父上とも沢山話していこうと思う。さて、どうしたもんかな。

ここまで読んでくださり誠にありがとうございます。

少し進むと物語に大きな変化が訪れますので、そこまでは飛ばし読みでもよいので

読んでいただけたら幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ