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人々は夢を見ることを諦めた  作者: 味噌汁食べたい
4/5

夢具

「まじかよ!!どうやって中心地まで侵入したんだよ」

{現在天界の異物の斥候が侵入しました。現在外にいる方は至急屋内への避難かシェルターへの避難を~~}

まあ直ぐに軍が異物を消滅させてくれるだろう。

ドアがドンドンと叩かれる音がした

「おい翔平、お前寝てないよな」

隣の棟の光平が心配で来てくれたようだ。

「大丈夫だ。まだ寝てねえよ」

「とりあえず。開けてくれ」

「はいよ。」

翔平が玄関まで行きドアを開けた。

「「お邪魔します」」

光平の妹の由紀まで来ていたようだ。

「翔兄い久しぶり」

「久しぶりだな由紀」

由紀は俺の1個下で小柄のショートカットで全身が薄くやけておりスポーツ少女と言える美少女だろう。

それに対し光平は髪を染め金髪でただのチャラ男だ。まあ良いやつではあるが

「翔平はこれからどうする?」

「まあ一応シェルターに行くか?」

俺らが住んでいるこのアパートには地下にシェルターが設備されており異物が侵入したとしても直ぐに逃げることが可能となっている。

「でも、仙台市に居るわけではないからシェルターにまで逃げるまでもなくない?」

「まあなここから仙台市も結構遠いしな大丈夫だろう直ぐに軍も動いてくれるだろう」

「安全になるまでとりあえず家にいるか」

そこから長々と久しぶりに3人で下らない会話で盛り上がった。

{天界の異物が消滅しました~~}アナウンスが流れ始めました。

「倒されたっぽいな、」

「結構時間がかかったな。じゃあ俺らも帰るわ」

「じゃあね、翔兄い」

「おう、おやすみ」

いつも7時には眠るようにしているのでもうとても眠いもう寝よう。


「どこだここは?俺はもしかして夢を見ているのか?」

「俺はやっと夢を見る事が出来たのか」

しかしそこは今まで聞いたような地獄の様な世界でも天国のような世界でもなく無だ。

何も無い、色も見えてるものも闇だ何処までも光がない闇だ。

声が聞こえて来る。

{~~い~~き~~}

{お~~~~~}

{~~~~し~}

{~~~~~~~~}

何を言っているのかが全くわからない。

でも誰かに呼ばれているようだ。でも何故呼ばれているのかが分からない。でもなんでだろうこの声は大切な気がした。しかしどこから呼ばれているのかどこに行けばいいのかも分からない。俺の記憶はそこで終わっていた。

「~お~~い~」

「おい。翔平起きろ」

「なんだよ光平。どうした」

まったく朝は弱いんだよ。こいつが俺の事を起こすのは珍しいな。

「翔平今何時か分かるか」

「んーー?9時くらいかな」

「当たりだ。ただし夜の9時だがな」

「まじかよ。寝すぎだろ、俺」

起き上がろうとするとカランと言う音がした。

「ん?何の音だ!?」

そこには透明なナイフが落ちていた

「翔平これってお前の武器じゃないか」

「マジじゃん。でもこれって魔具か聖具どっちだ?」

基本的には魔具は禍々しいものになり聖具は神々しくなるのだが翔平のナイフはどちらともいえない外見だった、というかなんか透けていた。

「これ、本当に夢具か?」

「これが夢具なら、翔平お前は夢を覚えているのか。夢を覚えてるならその武器の扱いや特殊能力も覚えているはずだ」

「夢も何も覚えていない、この武器についても何も覚えていない」

「じゃあそれは何なんだ?」

「分からん、とりあえず軍部のほうに報告しておくか」

夢具が出現した場合軍部に報告しなければならない義務がある。

「親の友人に軍人の人がいるからその人に報告するか」

「早めにしろよ」


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