№4 康治、アーサーと再び対峙する
ランスロット散る。
「このランスロット。最強にして最大の奥義、ダークネス・エターナル・・・」
「・・・(技名が)長い」
康治は、ランスロットの技の発動前に飛び出した。
それは、瞬きするくらいの間。
相手の懐に飛び込み、隙だらけのどてっ腹に康治は拳をいれた。
(ただでは、負けん)
強烈な一撃を受け敗北を悟ったランスロットは、刹那に康治の頭に呪い(まじない)のされた鉄製の短い針を刺した。
「後は頼みました。アーサー様っ!クラッシュ!」
ランスロットは康治の攻撃を食らいながらも、必殺技ダークネス・エターナル・クラッシュを発動させた。
康治の攻撃をまともに受け、ランスロットの奥義は虚しく上空へと空振りと終わる。
だが、その攻撃は凄まじく、轟音と衝撃波がコロシアムを揺らす。
ランスロットは倒れた。
「勝者、コォジィ!」
虎徹の勝ち名乗りが上がる。
「さぁ、来いよ。アーサー」
康治を包む焔が一際高く燃え上がった。
「・・・コォジィ」
「・・・アーサー」
シャロットは彼の怒りと狂喜に満ちた眼差しを見て呟く。
彼は無言のままコロシアムへと飛ぶ。
華麗に着地すると、聖剣エクスカリバーをひっさげ、ゆっくりと康治の元へ歩く。
「我、あの聖剣と相交えたかった・・・」
デュラ子はぼそり呟いた。
「ふふ、コォジィ、私はこの時を待っていたぞ」
「アーサー・・・」
「この戦い、私が勝ったらシャロットは頂く」
「じゃあ、俺が勝ったら、シャロットを返し、この国に干渉しない事を約束してくれ」
「・・・よかろう。だが、敗北するのはお前の方だ。コォジィ!」
「そういう台詞を言うと、たいがい負けフラグが立つんだぜ」
「ほざけ、いざっ!雌雄決する時」
「ああ」
「ついに死合いも大将同士の一騎打ちとなりました。まさにこれは胸アツの展開、王道にしてベタなバトルファンタジー・・まさに戦いのワンダーランドにして、決戦、巌流島!武蔵と小次郎の如く宿命の対決は繰り広げられる。錯綜する思いの回る回るメリーゴーランドであります。互いの因果を解き放つ時は今っ!いざ、尋常に勝負、勝負。私もこのバトルがファイナルだと思った瞬間、感慨深いものが、激しい感情のうねりの波となって、私の心を揺さぶっております。ごたくはいい、さっさと始めろ、はい、そうです、そうであります。男達の戦いに言葉も解説は不要・・・ではとくと見よっ!最終戦、英雄コォジィVS英雄伝説アーサー。ファイナルバトルっ!はじめっ!」
虎徹は渾身の力で最後の「戦」旗を振る。
いざ、雌雄決する時。




