№3 円卓の騎士、最強の男ランスロット
イケメン、ランスロット卿。
「勇者様、ごめんなさい」
ポランは自身の不戦敗を詫びた。
康治は首を何度も振り、笑う。
「メロンたん、お疲れ様。その恰好、やっぱり似合っているよ」
「へっ、わわわわ!私いつの間に」
ポランは自分の姿を見て、慌てて驚いた。
「我が主よ。申し訳ない・・・我、主とともに戦いたかったが」
精霊の姿のデュラ子は悔しそうに呟いた。
「いや、ありがとう。メロンたんを守ってくれて」
「・・・主・・・しゅき」
「・・・よしっ!俺行くぞ」
「はい。頑張ってくださいっ!」
ポラン達の声援を背に、康治はコロシアムへと向かう。
「アーサー様、行ってまいります」
ランスロットはアーサーに恭しく一礼をする。
「ああ・・・ランスロット。コォジィ、あいつは化け物だ」
「承知しました」
「決して、侮り油断するなよ」
「必ず、勝利をご覧にいれましょう」
眉目秀麗、美しきランスロットは愛剣アロンダイトを右手に掲げ、アーサーに誓う。
「ついにディオラの最後の一人。英雄ルーラン=コォジィっ!の登場だ。この世界に舞い降りたディオラの希望・・・そして乙女達の祈りを一心に受け戦いの地、バトルフィールドに降り立つ。対するは、円卓の騎士、最強の呼び声が高いランスロット卿、全てにおいてパーフェクト(完璧)、イケメン、武勇、知力、胆力、すべてを兼ね備える12騎士の筆頭っ!いざっ!」
虎徹は「戦」旗を身構える。
ごくりと唾を飲み込む。
「はじめっ!」
「戦」旗が振られた。
「英雄コォジィ・・・奇しくもアーサー様と同じ呼び名を持つ、貴様の力、見せてもらうぞ」
「俺は怒っているぞ」
康治の赤髪は怒髪天と化していた。
全身に業火の炎を纏う。
「ふふ、これは・・・まさに火ダルマ。おもしろい」
ランスロットは飛び出し、アロンダイトで康治に斬りかかる。
しかし彼の連撃は、炎が発する熱波と康治のぷにぷにボディで、ダメージを与えることが出来ない。
「・・・どうなっているのだ。こいつの身体は」
「俺にも分からん」
康治は堂々そう答えた。
「・・・よかろう。では、このランスロットの秘奥義、貴様に見せてやろう」
ランスロットは右手のアロンダイト下段に、左手には黄金のランス(槍)を上段に持ち、身構えた。
「来いよ」
康治はくいっくいっと手招きをする。
康治は燃えている。




