第五章 疾風怒濤の結婚式 №1 凱旋すると結婚式でした
いきなりの急展開っ。
第五章 疾風怒濤の結婚式
№1 凱旋すると結婚式でした
コォジィ達一行は、ガイア洞窟内にて聖剣デュランダルを手に入れ、一夜明け、早朝にディオラ城に戻った。
コォジィ達が宮殿の前まで来ると、ディオラ王自らが出迎えてくれた。
ポラン、シャロット、エリザ、エスメラルダも後ろへ控え、無事の帰りを喜んでいる。
「よく、戻った婿殿」
「ん、婿殿・・・仮は」
「お主はワシの誇る婿じゃ、認めるっ、認めるぞっ!シャロット達との婚姻を!」
「おお、父上それでは」
シャロットは顔に喜色を浮かべて喜びを現す。
「結婚じゃ!結婚式じゃ!善は急げ、本日、式を執り行う!」
ディオラ王は高らかに宣言した。
お付きの者達が、信じられない顔をして準備へと駆けだす。
城は結婚式という緊急事態宣言を受けて、騒然となる。
「父上・・・しかし、今日とは少し性急過ぎはしませんか」
シャロットの言葉に、ディオラ王は振り返ると、近づきそっと耳打ちをする。
「バーン王朝の圧力が強くなっておる。今は、早急に地固めをする時、シャロット
不満か」
「いえ決して、そういう事ならば致し方ありません」
シャロットの顔はでれっとにやけていた。
「皆の者、依存あるまいな」
王は、康治の女性達を見渡す。
ポランは大きく頷いた。
「私、勇者様のお嫁さんになります」
「メロンたんっ!」
康治とポランはいつものように見つめ合う。
「アタクシはシャロ姉様とともに、ダーリンにこの身を捧げます」
エリザは父に決意を伝える。
が、シャロットを見て、頷きながら怪しくほくそ笑んでいる。
「私の心はすでに決まっております」
「私も」
エスメラルダの言葉にアリエルも続いた。
ディオラ王は少しだけ複雑な表情を見せる。
「では、よいな」
「あの!」
「王様」
姉妹は王の前で勇気を振り絞って言った。
「私たちもコォジィ様にお仕えしたいです」
「お前達もかっ・・・仕えるとは、いったいどういう」
王は目を丸くする。
「王の思っている通りじゃ」
聖剣が喋り出すと、デュラ子は精霊の姿となった。
「嫁になるということじゃ、な。我、聖剣デュランダル改めデュラ子も主に生涯仕えると、決めた故、すなわち我嫁なり」
「婿殿の嫁が8人も・・・なんという破廉恥・・・羨ましい・・・だが、よかろう。認めよう。この王の度量は海よりも広いっ、これよりルーラン=コォジィと8人の嫁の結婚式を行う!」
「おいおい・・・」
怒涛の展開に康治は、ただただ呆れ呟いた。
ハレムっていいな。




