№3 何が何だかルーラン=コォジィの受難
ディオラ城、到着。
玉座の間に響き渡るディオラ王の怒号。
「許さぬ、許せぬ!どこの馬の骨かも分からん奴に、我が娘はやれん!シャロットの夫はアーサー殿なのだ!」
シャロットは二人に頭を下げる。
「お許しください」
アーサーは赤葡萄酒の入ったグラスを床に叩きつけた。
グラスが粉微塵に割れる。
「お義父上、ここはその者と私、どちらがシャロット姫を娶るに相応しいか、判断していただきましょう」
その翌日、玉座の間に康治とポランは通された。
№3 何が何だかルーラン=コォジィの受難
「英雄ルーラン=コォジィ殿、王女シャロット様に求婚されにまいりました」
侍女執事のメイヤの言葉に俺とメロンたんはびっくりした。
寝耳に水とはこの事だ。
メイヤは道中で、ディオラの王様にポラ村で起こった出来事を話して欲しいと言っていたのに・・・。
「ちょっ、どういう事でしょう」
思わずメロンたんが問いかける。
「何を言われますか。姫様との婚儀を持ちかけたのは、そちらでしょう妹君」
メイヤは至って冷静に答えた。
成程、話は出来上がっているようだ。
「いもうと!」
メロンたんは出来レ(出来レース)に目を丸くしている。
俺は改めて周りを見渡した。
険悪な雰囲気の中、両端に直立不動の兵士達が整然と立ち並んでいる。
玉座には王とイケメン・・・そしてシャロットなる女性・・・なっ!
あのっ、魔法少女レッドこと主人公の苺(23)さんっ!魔法少女最年長で悩み多き、少女・・いやレディ。
肩まで伸びた長い金髪。
端正な顔だちで、透き通るようなエメラルドの瞳。
すらりとした身体だが、豊満たる胸、そしてキュッと締まったお尻、出すとこ出してたわわに実っている・・・うん、苺さんよりいいかもしんない。
二次元より三次元がいいとは・・・おいおい、俺どうした。
いや、そうだな二次元に勝るものなど、この世に存在せん!
その隣の娘、エリザって聞こえたな。
幼い、ちんちくりんのその姿は・・・そうか!魔法少女たちを誘ったマスコットキャラ的存在、萌Pになんとなく似ているっ、可愛い~。
当キャラはふわふわのもこもこなのだが・・・どことなく雰囲気がある。
ぽっちゃりのぷにぷにで、愛くるしい顔をしている。
二人とも良いのだが、結局、俺はメロンたん一筋なのだ。
「お前がルーラン=コォジィとやらか」
王が憤りを感じさせる口調で喋った。
俺・・・なんかしたかな?
「そうだよ」
俺の返事に周りがざわつく。
イケメンが俺の前に歩み寄る。
「ルーラン=コォジィ殿、私の名はアーサー・・・シャロット姫、そして英雄の名を懸けて、貴様に勝負を挑む!」
アーサーは、すらりと剣を抜き放ち、俺の顔に突きつける。
ん?どういうこと、決闘を挑まれてしまった。
「なりません!」
苺シャロットの叫び声が、俺にはわざとらしく聞こえた。
何が、なんだか~。




