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第九十六話 久々にいつメン、集合す。

陽ちゃんに乗り物の楽しさを教えて、暫く経ったある平日の夜の事。


都内のあるファミリーレストランの駐車場に私の白いパジェロエボ、黄色いポルシェ911カレラ、白いFK8型シビックタイプRが並んでいた。 そう、久しぶりに私の大事な友達たち、「いつメン」で集まっていたのだ。


事務員の私はともかく、二人は本当に多忙で中々スケジュールが合わず、会えずにいたのだが、やっとのこと二人のスケジュールが落ち着き、こうして一緒に食事でも・・・・となり、会食をしている次第である。


会話の内容は本当に色々。仕事の事だったり、プライベートの事だったり。・・・・そして、車の事だったり。


特に、今回莉緒のポルシェ911は車検と同時に化粧直しをしたため話題の的になっていた。


「ねえ、莉緒のポルシェ、更にかっこよくなったね~! さりげないけど、かなりスポーティな雰囲気になったっていうか。」


「そうそう、なんか凄い走るクルマ感出たよね。アグレッシブになってるわ。」


私とユリでそんなことを言っていると、莉緒は得意げに、そして嬉しそうにウインクをして、こう続けた。


「フフーんっ! でしょ! 今回、新しくポルシェ純正オプションの『カップエアロキット』を組んでもらったの! ポルシェのワンメイクレースカーと近いデザインのエアロでね、 さりげないけど、かなりかっこよくなったでしょ!! 敢えてリアウイングは付けずに、お尻をツルっとさせてるのがこだわりなの!!」


エッヘンと言わんばかりのどや顔であった。


そう、今回の莉緒のポルシェには新たにカップエアロキットという、エアロパーツが付いていたのだ。


ポルシェはかねてから、ポルシェカレラカップという、911を用いたワンメイクレース(同一車種によるレース)をシリーズ開催しているのだが、それに使われている911のレーシングカーに付いているエアロパーツを参考にデザインされた部品で、ノーマル911のシルエットを崩さずに、よりスポーティに、レーシーな雰囲気を持たせたものになっている。


本来はリアのウイングもセットで付いているのだが、莉緒は丸くまとまったシルエットが気に入っているので、敢えてつけないようにしているのがこだわりなんだとか。


レース由来の派手過ぎないけれど、機能的で程よく華やかさの増すパーツに、私もユリも好感を抱いていた。 911が大好きな莉緒のこだわりが見て取れた瞬間であった。


そしてそんな会話を繰り広げていた時に、ユリがこんなことをポロっと呟いていた。


「そういえばさ~ ちょっと前にサーキット走行会に行ったじゃん? アレが結構楽しかったから、最近サーキットの走行会に空き時間がある時に行ったりしたんだけどさ。 なんかそうこうしてたら、モータースポーツにトライしてみたくなって。 どんなのがいいかな~って思ってるんだけど、なんかいいのある?」


そうねえ・・・・と私は顎を手で押さえるようにして、暫く考えこんだ。 モータースポーツと言っても色々あるどれなら取っつきやすいか・・・・


色々考えた末、私はある一つの競技を勧めることにした。


「そうだ、オートテストなんてどうかしら!」


「「オートテスト・・・・ってなに?」」


莉緒とユリの目が点になっていた。


続く。


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