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第七十一話 森をすり抜けるヤマネコ

凛子はそのまま、借り受けた三代目パジェロでワインディングへと繰り出した。


三代目パジェロは大柄なボディをものともせず、右へ、左へ、並み居るコーナー群を、鮮やかに軽やかに駆け抜けていった。


リズミカルにシフトノブを操作してシフトチェンジを行い、コーナーにアプローチしてステアリングを軽やかに操作して、一筆書きするように軌跡を築いていくのは、本当に気持ちよかったし、パジェロはしっかりと答えてくれていた。


実はこのようなワインディングロードも、パジェロの得意分野の一つであるのだ。


三代目パジェロでは、エボモデルで先行投入されていた四輪独立懸架サスペンションに加え、新たにモノコックボディの剛性の高さ、重量の軽さとラダーフレームの頑強さを両立させたラダーフレームビルトインモノコックボディと、フルタイム4WD時の旋回性能を向上させ、操作性も向上させた。進化版の4WDシステムの採用されているのが特徴の一つなのであるが、それがこのワインディングでも遺憾なく発揮されていた。



ビルトインフレーム構造とすることで、強度と剛性を両立させただけではなく、オフロード走行時に大きな武器となるロードクリアランスをしっかり確保しつつも、重心を以前のパジェロと比べてなんと50㎜も下げることに成功しているのだ。


これによって、オンロードやダート路などでの操縦性を飛躍的に向上させている。


4WDシステムも、フルタイム4WDモード時の駆動配分をリア寄りとすることで旋回性能を向上させている。


大きく構造を変化させ、ダカールラリーで鍛えた技術をしっかりと投入させてパジェロの基本コンセプトである、オフロードでの高い走破性を持ちつつ、あらゆる路面で高い走行性能を発揮するというところをしっかり正常進化させてくるところは流石である。


そしてその性能はラリーでも遺憾なく発揮され、レギュレーションが市販車ベースのものに限られた2002年までのダカールラリーでも、デビューイヤーの2000年こそ2位に甘んじたものの、2001~2002年と二連勝、しかも2002年に至っては1-2-3-4フィニッシュを飾るなど、輝かしい戦績を残している。


かく言う私も、三代目パジェロにはそんな強い印象と思入れがあったので、以前パジェロを探して回っていた時に有力候補の一つだったのだ。


なので、今回の代車はかなり願ったりかなったりで、すっかり楽しんでしまっていたのだ。


目いっぱいワインディング路を楽しんだのち家路に着くため関越自動車道にアクセスした。


このパジェロには、クルーズコントロールが装備されているのもあって、長距離での快適性は高く、あっという間に東京に着いてしまった。


高速を降りて、休憩がてらコーヒーを買うためにコンビニに入ったところ、そこにはパジェロの好敵手と言っていい存在が佇んでいたのだ。


続く。


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