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第三十六話 そうだ、岡崎行こう。中編

休憩後、暫くしてからパーキングエリアを出発。今度はふうみん先生に合わせて控えめ目なペースで走った。綺麗に数珠繋ぎになったように白、銀、黄色と新東名を3台のパジェロが駆け抜けていった。そのまま走り続け、静岡を越え、愛知県へ。そして岡崎東ICにて高速を降りた。そこからは暫く一般道を走り、古くからのパジェロ乗りの知り合いとも合流するために、岡崎市の道の駅『藤川宿』を目指してひた走る。

岡崎と言えば、今でこそ名古屋市の衛星都市としての面や、豊田市のベットタウンとして知られているが、歴史マニアならずともお馴染みの武士徳川家康公の出身地としても知られ、また、東海道の宿場町、城下町としても知られる歴史深い街でもある。向かっている藤川宿はその雰囲気を今に伝えるかのように作られた場所で、岡崎の特産品や軽食の販売、また24時間営業のコンビニなどが入っていて、観光客のみならず車中泊などをする人からも人気のスポットだ。

丁度国道1号線に沿って立地しているので、特に迷うこともなくたどり着くことができた。集合場所の第二パーキングエリアに向かうと、待ち合わせていた知り合い二人のパジェロが見えてきたので、私が先頭になって向かい、私たちはその横に3台続けて並べた。

そしてパジェロエボから降り、挨拶をした。


「お久しぶりです~!田中さん!山岸さん!」


田中さんこと、田中竜二さんと山岸博則さんは以前乗っていたパジェロミニの時からお世話になっているパジェロマニア仲間である。お二方とも歴代パジェロを乗り継がれている筋金入りのパジェロマニアだ。ちなみに田中さんの愛車は、最近納車されたばかりのパジェロファイナルエディション、山岸さんの愛車は初代パジェロの最終型スーパーエクシードワイドである。


「おお~リンさん久しぶりです!本当にパジェロエボお買い上げなされてたんですね!」


「ええ!丁度凄くいい個体があったので遂に買っちゃいました・・・・(笑) 田中さんもファイナルエディション買われてたんですね!」


「まあね~。最後となっちゃあ買うしかないでしょ!・・・・・・・正直終わってほしくなかったのが本音だけどねえ・・・・・。いつか新型出てほしいよなあ。」


「ですねえ・・・・ 私も切実に思います・・・・・。」


その後、連れてきた涼と将美も続けて挨拶をした。


「一応ラディウスというパーツメーカーのワークスドライバーをさせてもらってます、4代目パジェロショート乗りの四ノ宮涼と言います。よろしくお願いします。」


「フリーのイラストレーターをさせてもらってます、福井将美です・・・・。AK45マグナムに乗って・・・ます。 よ、よろしくお願いします・・・!!」




「こちらこそ、よろしくね!・・・しかし、中々凄いメンツばかり連れてきたね・・・。一体二人とはどう知り合ったの・・・?リンちゃん。」


山岸さんが話を振ってきた。


「ええまあ・・・たまたまですよ・・・たまたま・・・・。そ、それよりとりあえず互いの車見てみませんか? せっかくの機会ですし・・・。」


「それもそうだね~。とりあえずじゃあ、一番端の田中さんの車から見ていこうか。」


ということで、一番端の田中さんのファイナルエディションから順に見ていった。それぞれ年式やそのオーナーの趣向、その世代による車の違いが見て取れるのが面白いところだ。納車されたばかりでマフラーとマッドフラップぐらいが取り付けられたのみの田中さん号、ぱっと見ノーマルのように見えて、当時の純正オプション品が多数取り付けられていて、シブい仕上がりとなっている初代パジェロ山岸さん号、OZクロノホイールとBFグットリッチ‐ATタイヤを履き、マフラーを交換したくらいの定番仕様の私のエボと、街乗りと競技での戦闘力を両立させた走りの仕様の涼のV87型パジェロ、そして今回一番希少かつ、強烈な存在感を放つふうみん先生こと、将美さんのAK45マグナムとどれも個性に溢れていて、眺めているだけでもとても面白かった。


と、暫く互いの愛車を並べて小一時間くらい談義に耽っていた。会話がある程度ひと段落したところで、遂にオートギャラリーに向かう事になった。


藤川宿を後にし、オートギャラリーに向かって5台のヤマネコ《パジェロ》が走り出す。


私はワクワクで胸がいっぱいになりながら、パジェロエボのアクセルを強く踏み込んだ。


続く。


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