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守られてばかりの勇者様!?  作者: Toro
序章 勇者への憧れ
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序章 農民、勇者になりに行く!

始めて小説を書いてみました。

色々面白くなかった点、直した方が良い点など教えていただければ幸いです!

俺の名前は木村透、20歳。

特に特徴のない普通の村人だ。強いていうならば、少し運がいい程度。今後も畑を耕し、周りの村人たちと生活を共にするつもりであったのだが……

そんな俺の日常を壊す出来事が突然やって来た。

そう、魔王襲来である。


「西の方の村が襲われたって!」

「なんでも王都から派遣された騎士様たちは消息不明だって」

「私たちどうなっちゃうの?」


たしかに魔物に襲われたらひとたまりもない。この村なんてせいぜいやる気のない衛兵が数人いるだけ。こんな村なんか1秒もかからず焦土と化すだろう。

だから、俺らがどうこうしたところで何も変わらないのが現実だ。

だから俺は村の人々が話す噂を適当に聞き流していた。だってどうしようもないものを考えたってしょうがなから。

すると、


「王都で勇者を募ってる」


みんなが口々に噂を言う中で一際惹かれる言葉であった。

昔から勇者には興味があった。絵本に出てくる勇者は仲間に恵まれ、お金はもらえるし、女の子にもモテ放題。小さい頃の俺は勇者になったらモテたりするのかな?と、そんな淡い期待を胸に抱いた頃もあった。次第に諦めつつあった夢、

だが今、そのまたとないチャンスが到来したのだ。

普通の人ならそんなことのために勇者になったりしない。

なぜなら王都は世界で最も優れている都市で、騎士団、魔法兵団、そんな優れた戦力を保有している。それだけではない、周辺諸国と比べたら、二世代分先の建築術、医療術、農耕技術を持っている。そんなところに集まる人なんて猛者ばかり。又は、金持ちばかりだ。

そんなとんでも技術を誇るそこの騎士たちが消息不明?いや、消息不明という情報はいなくなったと言う事実しかわからないが、実際のところ騎士達の安否すら不明だと思う。そんな騎士様達を倒すなど、人が太刀打ちできるものではない。彼らが勝てないのに農民である俺が勇者になったところで勝てるはずもない。そんなのはわかっている。

けど、俺は夢を叶えたい!この手で勇者になり、夢のような生活を送りたいのだ。


俺は子供の頃に抱いた夢を思い返した。

周りの子たちからは馬鹿にされてきた。なれるわけないし、そもそもなる理由がないと。

でも今は違う。今は倒すべき敵、魔王がいる。

もともと俺は馬鹿にされがちだったが、常識を知らないというわけでもない、むしろ勉学は秀でてる方だ。しかし、(お金、女の子)というワードを聞いたら動かずにはいられない、そんな男だったのだ。


やってやると決めたこの男"木村透"は次の日の朝、村長に今まで世話になったことへの礼を言って、自分の畑で採れた今までの保管してあった農作物を献上した。 せめてもの足しにして欲しいと思ったからであった。


「気をつけて行くのじゃぞ。いつ帰ってきても構わんからな。」

「ありがとな爺さん。カエデにもよろしく言っといてくれ。」


そう言って俺は村に別れを告げた。

だか、この時透は知らなかった。透が村を出てそのあとをついていく者の存在を……


「フッフッフ……透にぃ、甘いよ。そうやって村を出ればわたしから逃れられると思ったの?こんなに可愛い幼馴染を置いて行かせないんだから!」


透の後をついていくものはそうブツブツと呟いた。




できれば毎日投稿目指しますが、大学が始まるとなかなか書けないかもしれません……

平にご容赦ください。

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読んでいってくれてありがとうございます。 コメントなどどしどしお待ちしてます!
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