牧村、いきなりディスられてるってよ
短くてすいません。
もう少ししたら文字数も安定すると思います。
「何でここに牧村がいるのか話し合わないといけないんです!」
入学式で校長の話を聞いている時、前からそんな声が聞こえた。
え、もしかして俺、何か言われてる!?
ここの高校に来た同中の奴は部活も同じだったボーズ北川だけだ。
そのボーズ北川は隣の3組だし。
てことはまだ話したこともない奴にディスられてるのかな?
・・・・
俺が今後の高校生活に不安が募る中でも。式は何事もなくに進んでいく。
オリエンテーションも問題なく終わり午前中には解散。
さっき式で騒いでいた女の子は先生に職員室に連行されていた。
どっかで見たことある気もするが、気のせいだろう。
「何かあいつ、初日から目立ちまくってたな。」
「う、うんそうだね。」
俺は前の席でさっきの式の時に話しかけてくれた藤間君と一緒に教室を出た。
「牧村君って部活決めた?」
「あぁ謙介でいいよ。」
「本当?俺も悠太でいいぜ。」
「わかった。で、部活だったっけ?まだ決めて無いよ。」
元々選択肢が高校=バレーしかなかった事もあってここの高校に入った今、何がしたいとかが特にある訳じゃ無かった。
「じゃあさ俺、テニス見たいから一緒に来てくれん?」
という提案に乗り、テニス部の説明会に行くことになった。
説明会は練習の事、試合の事、部員が多すぎてテニスコート使えんという嫌味を聞き、大体30分ぐらいの比較的短い時間で終わった。
「どうするの?」
帰り道、2人で自転車に乗りながら話す。
「まぁ面倒くさそうな先輩達だったけど・・・」
「けど?」
「マネージャー可愛かったから。」
「・・・・・・そ、そっか。」
元から可愛いマネージャーがいたら入部するつもりだったらしく、その場で入部届けを提出したらしい。
早業すぎて分かんなかった。
「謙介もどう?テニス部」
「あー俺はもう少し色々見から決めるよ。」
悠太は明日から部活開始らしく、スポーツ用品店に寄ってから帰ると途中で別れた。
1年生は部活動強制らしいので早いうちに決めないとな・・・・・・・・・はぁ、憂鬱だ。