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13/22

13:家族

 雨はまだオレの部屋の窓を叩き続けていた。

 晴秋の規則的な呼吸と、時計の秒針の音が響く。

「…夏生」

 父さんがオレの部屋を覗いていう。

「晴秋くんはしばらく家で預かろう」

「うん…オレもそっちの方がいいと思う」

 もし今家に返して、あの無残な花壇を見たら…。

 考えただけで背筋が凍る。

 晴秋がどうするか…。

「父さん、花壇の話は絶対にしないで。今こいつがあれを見たら何しでかすか分からない」

 父さんは無言で頷いた。

「母さんにも、伝えておくよ」

 オレの両親も、晴秋があのコスモスに囚われている事を知っている。

 だからこそ、伝えるのは今じゃないんだ。

 晴秋には、温かい場所が必要だ。

 そう、ここ(オレの家)のような。


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