そして2
投稿初心者です。三人で相談しながら書いてますので、ごった煮状態かもしれませんが、生温かい目で見守って頂けると嬉しいです。
更新は、土曜日にまとめて十話前後を投稿させていただく予定ですが、他に良い方法が見つかりましたら、また報告させて頂きます。
よろしくお願い致します。
魔導気球を作り、それでゆっくりと移動していく時のケビアスの反応はノートやソールと大して違わなかった。
「俺が孤児を送る時は、必ずこれで迎えに来い!絶対だ!あっ!城だ、エルフの城が見える。まるで世界が箱庭みたいだ。本当に久しぶりに見たような気がする。」
「ハイハイ!」
ドラゴンは上空からの景色を見慣れているせいなのか、あまり興奮はしていないように見えた。
そのまま洞窟の入り口へと乗り込み、中へ入った途端に、二人の絶叫が響き渡った。
「「ウォォォォォォォ!何だこすわれは!」」
天井の高くまで飾られた細やかなステンドグラスもどきで構成された壁を、様々なアーチを多用した柱で支え、ドーム型の天井には東西南北を護る聖獣がそれぞれの色をしたガラスもどきで彫像されており、己の守護する方角まで考慮されて配置されていた。
「わ、わ、儂が飾られてお… !」
慌てて口を両手で押さえたドラゴンに、
「申し訳ありません。先程は黙っていたままで失礼致しました。青龍のゴドルフィさんですよね。許可なく飾らせて頂きました。よろしいですか?」
と尋ねると、
「ま、全く問題ない。むしろ儂のことを忘れないでいてくれたことが、ことが… ウォォォォォォォ!」
号泣してしまった。
すると、正面の祭壇に配置された三体の神像を感動の面持ちで撫で回していたケビアスが、オドオドしながら尋ねてきた。
「ここには三女神が飾られているが、ほ、他の女神は、神は飾らないのか?」
その質問に、こいつもかと思った瑠夏は、仕方なく答えた。
「実は、もう一体作成してあるのですが、配置に困っているのです。」
「だ、だ、誰を、いや、どの神の像を造ったのかな?」
「この方です。」
そう言って、収納庫から知の神ミルヴァの像を取り出した。
華奢なドレスを纏っているにも関わらず、長い槍を右手に持ち、左手には大きめの楕円形の盾を持っており、頭には派手な細工の頭鎧を被る。左肩にはフクロウが羽を広げていた。
「こ、これは… 」
ケビアスは、それ以上言葉を口にすることなく、ポロポロと涙を流していた。
「誰かいるの?パァパ帰ってきたの?」
あまりの賑やかさに、彩芽が心配して出て来て、二人を見て固まった。そして、サササッと瑠夏に近づくと、小声で耳打ちした。
「だ、大丈夫なんだよね。」
「問題ないと思う。これからのことで相談するから、ダイニングテーブルにすき焼きを準備しといてもらっても良い?」
「判った。お肉はどうする?」
「松阪牛で、タレは今半さんでお願い。」
「了解。」
そう言って、彩芽は部屋へと戻っていった。
ゴドルフィとケビアスの二人は、暫くの間、その神殿を隅々まで堪能し、感動し、涙を流していた。
「そろそろ食事の支度ができたと思うので、家の中に案内しても良いですか?」
「ん?食事?良いのかい?」
「日本の食事を準備しましたから、新鮮だと思いますから、ぜひご感想を聞かせてください。」
名残惜しそうに神殿を振り返る二人の背中を押して、自宅へと連れて行った。
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