ドラゴン
投稿初心者です。三人で相談しながら書いてますので、ごった煮状態かもしれませんが、生温かい目で見守って頂けると嬉しいです。
更新は、土曜日にまとめて十話前後を投稿させていただく予定ですが、他に良い方法が見つかりましたら、また報告させて頂きます。
よろしくお願い致します。
そんな話を続けていると、突然空が暗くなり、頭上から巨大なドラゴンが降りてきた。
「なんですか、それは?もしかして、今までの話は、そのドラゴンが到着するまでの時間稼ぎですか?」
体長が五十メートル以上ある紫色のドラゴンが、金色の瞳で値踏みするかのように瑠夏を見つめていた。
「そういう訳では無い。これから行われるのは、ヒトの間で行われる戦闘とはレベルが違うというよりランクが違う。行き過ぎれば、この星を破壊する。その為の未届け人が必要となる。万が一の場合、闘いを止めるものが必要となる。それで、儂が来たというわけだ。了解して頂けたか?」
まさかドラゴンが人語を話すとは思わなかったが、神獣の仲間と考えれば、それもありかと瑠夏は思い直した。
「判リました。では、よろしくお願いします。」
「さぁ、始めましょうか。」
瑠夏が個人用の魔導障壁を十枚重ねでかけ直すと同時に、巨大な氷槍が数十本全方向から襲いかかり、障壁にぶち当たって粉々に砕け散った。それは何クールにも渡って繰り返され、周囲には氷の破片が無数に飛び散り、ダイヤモンドミストのような光景を呈した。
すると、突然その中を金色の巨大な槍が、稲妻を撒き散らしながら瑠夏の障壁を襲い、一番外側の障壁が粉々に砕けた為に、瑠夏は更に三層の障壁を加えた。
雷槍が効果があると判断したのか、今度は無数のそれが周囲に出現し、同時に襲い掛かってきたが、瑠夏は先程の雷槍の威力を考慮して、障壁の厚さを今までの三倍にするだけでなく、土魔法もどきで障壁の中に避雷針の代用となる何本もの鉄芯を加えていたので、雷槍は大して被害をもたらすことなく、大地へと流れていった。
「な、何をした?」
「こっちの世界にあるかどうかは判らないけど、雷の被害を防ぐ避雷針というものを障壁の中に設置しただけだよ。」
「クッ!」
こみ上げる怒りを抑え込むように、ケビアスは声を漏らすと同時に、彼は両手を天に向けて集中し始めると、上空に巨大な火球が形成され始め、それは急速に拡大し始め、姿を巨大なドラゴンの姿に変えていった。
「ケ、ケビアスよ、それはマズイのではないか?」
ドラゴンの声に、この魔法の威力がハンパないものだと理解した瑠夏は、そのドラゴンを魔導障壁で覆ったが、それは更にサイズを拡大して、簡単にその障壁を破った。
「ちょ、ちょっとマズイかも。」
そう言うと、瑠夏は両手を広げて集中し始めた。この魔法を放置すれば、この辺りの大地は再び融け、また溶岩大地に変わってしまうと判断した。
ドラゴンから少し距離を開けて球状の障壁を作成し、それから少し距離を開けてもう一枚の障壁を作り、その隙間の空気を抜いた。その作業を何度も繰り返すことで、その巨大なドラゴン型の火球を数十枚の断熱性の空間で隔離した。
驚いたのはケビアスの方だった。本来ならば周囲の温度は、既に数千度まで上がっているはずだった。そのはずなのに周りの温度には全く変化がなく、火球のコントロールは完全に奪われてしまっていた。
瑠夏は更に巨大な魔導気球を幾つも作成し、その火球を閉じ込めた空間に接続させると、その全ての魔導気球の底に穴を開け、全力で収縮させると、まるで巨大なロケットの打ち上げのように、真っ赤になって空へと昇っていき、その姿を消した。
それをポカンとした顔で、ケビアスは見送ることしかできなかった。
それは結局成層圏を超えて外宇宙へと消えていき、二日後に瑠夏の魔導障壁が消失すると同時に、周囲に焔を撒き散らして消滅した。
地上からそれを見ていた人達は、まるで超新星の爆発のように見えたかもしれない。
「お、お前はいったい何なんだ!」
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