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【第一部完結】アストレア〜Astraea〜神々の見棄てた大地  作者: 紫兎★
オタ活帰りに転けたら異世界転生チケット貰えた
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生後六ヶ月2

投稿初心者です。三人で相談しながら書いてますので、ごった煮状態かもしれませんが、生温かい目で見守って頂けると嬉しいです。

更新は、土曜日にまとめて十話前後を投稿させていただく予定ですが、他に良い方法が見つかりましたら、また報告させて頂きます。

よろしくお願い致します。

「だいぶヒドいね。」


眼下には一面の焼け野原が広がっていた。最初は、雑草もろくに生えていない平原に焼け焦げた立木が立っているだけだったが、やがてはその僅かに残った炭立木も消えていき、波を打つようにウネッた状態で固まった黒い大地が広がっていた。


「さすがに申し訳なくなるなぁ。いつかは緑が返ってくれれば… そうだ!ちょっと試してみるね。」


あの時と同じように両手を広げた状態で立ち集中し始めると、やはり身体がうっすらと光り始めた。


ベッドで寝ていた二人の子供が、その異様な雰囲気に目を覚まして両親を見ると、瑠夏が白碧色に輝いており、その姿から目を離すことができいようだった。


黒く固まっていた大地にたくさんのひび割れが出現し、それがどんどん拡大し、固い一枚岩の大地を小さく小さく砕き始め、一時間ほどが経過して、瑠夏の身体がガクッと崩れた時には、固く黒い大地は黒い砂の砂漠へと変わっていた。


「ママちゃん、雨を降らせて貰っても良い?」


今度は彩芽の番だった。やはり身体を青く輝かせながら、入道雲のような積乱雲をたくさん生み出し、激しい夕立のような雨をその黒い砂漠へと降り注いだ。


二人が一仕事を終え、ベッドへと戻ってくると、目をキラキラと輝かせたニ名の赤子が両手を胸の前で手を合わせた状態で待っていた。


瑠夏がソールを、彩芽がノートを抱き上げると、二人はキャッキャッと声を出して笑い、二人はその可愛さに圧倒されたまま、ミルクを飲ませてお風呂へと入れ、その日は四人で早めに休んだ。


ーーーー

翌朝、気球から見る大地は、まだ真っ黒な砂漠だったが、種が全く育たないということはなくなったはずだから、やがては種が運ばれ草木が育ってくれると期待したかった。


朝のルーチンで、お湯で二人の身体と顔を拭き、オムツを変えて着替えさせてから、ミルクを飲ませて、瑠夏達は杉屋の牛丼を食べてから、目的の場所への飛行を始めた。


しばらく進むと、進行方向には徐々に草原と低木が目立ち始め、黒かった大地はやがてたくさんの木が目立ち始めた。


そして、目的地に到着すると、眼下は先程とは全く異なり、高い樹木が生い茂る深い濃緑の森へと変わっていた。


「周辺を探ってみたけど、オークやゴブリンなどはいないし、森林狼やボアタイプの魔物もいないみたいね。」


「よし、じゃあ行くか!」


瑠夏は、双子用の抱っこ紐にソールとノートを固定して、地上と連結したロープ様の固定空間と、それを滑るように落ちるエレベータのような固定空間を使って、四人でいとも容易く地上に降りると、薄い廊下状の固定空間を作って、亡くなった皆を見護るように建立したデメルの像までの道を作成した。


「周囲には固定空間の障壁を張ってあるけど、万能ではないと考えておいた方が良いから、ママちゃんは周囲の索敵をよろしくね。」


「了解です!」


固定空間道を、先頭は彩芽、その後ろをノートとソールを抱っこした瑠夏がそろそろと歩き、一角兎や森林鼠を、彩芽が指先からの氷弾(アイスバレット)で撃ち抜きながら、さほど苦労もなく、像の前の広場に到達した。


「着いたよ〜。」


瑠夏は、そう言った彩芽の襟首を掴んで、後ろに引きながら、脅すような一段低い声で警戒を伝えた。


「誰だ?」


その言葉に彩芽も直ぐに戦闘態勢へと移行した。


「あれぇ、見つかっちゃったね。気配消してれば滅多に見つからないんだけどね。参ったなぁ。」


そう言いながら、デメル像の後ろから、豪奢なマントを羽織った、金髪巻き毛の糸目の男が姿を見せた。

最後までお読み頂き誠にありがとう御座います。

何分にも素人連合でございますので、御評価頂けますと、今後の励みになります。是非とも最下部に設定されている☆☆☆☆☆でご評価頂けると有り難いです。

よろしくお願い致します。

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