やっぱりクソだ
投稿初心者です。三人で相談しながら書いてますので、ごった煮状態かもしれませんが、生温かい目で見守って頂けると嬉しいです。
更新は、土曜日にまとめて十話前後を投稿させていただく予定ですが、他に良い方法が見つかりましたら、また報告させて頂きます。
よろしくお願い致します。
「ねぇ、どうして私関連の電話だって判ったら機嫌が悪くなったの?」
その彩芽の問い掛けに、それまでの相手側の雰囲気が少し強張った。
「実はね、あなたが倒れた時に、偶々後ろを歩いていた人が、あなたがユメヲカケルだって言い出して、本名より先にそっちが周知されてしまったんだけど、その時に手にしていた購入グッズを手から外そうとしても、嫌がるみたいに絶対に手放さなかったのよ。それがネットにあっという間に広がって、オタクの鏡だって称賛され始めたの。」
「あいつだ!あの日も朝からずっとストーキングしてきて、うっとおしかったんだけど、コミケでお気に入りのサークルが久しぶりに出品しててハイになっちゃったから、スルーしてたんだよね。『どんな奴なの?』うん、同じ学校の上級生で、コラボとか誘われてたんだけど、あまり評判良くなかったから無視してたんだ。そしたらつき纏うようになった腐女子崩れに分類される人。」
「あの娘、そんな子だったのね。それで理由が少し判ったよ。その子がテレビにあることないこと喋りまくったから、それからの取材攻勢が酷くて、一時は買い物にも出かけられないような状態になったの。娘のしてたことだからと最初は我慢してたのよ。でも、始めは第三者的な興味本位な立ち位置だったんだけど、途中で自称専門家や文化人といわれる人達が、ネガティブな発言をするようになって、そっちの方が視聴率取れると思ったメディアが、そっちの方向へ舵を切った途端に潮目が変わったわ。アンチがたくさん湧いてきて、バッシングの嵐よ。それからは本当に酷かったわ。」
「ごめん。ごめんなさい!私、みんなに迷惑かけちゃったみたい『僕の時と変わらないな、ホントにクソだな』ん?何?『何でもないよ』今は大丈夫なの?」
「なんか最近はね、私こそがユメヲカケルだって言い出す人が出てきてね。ネット関係の人達は、みんなそっちに行っちゃったわ。」
「えっ?その人が防波堤になってくれてるの?」
「そういうわけじゃなくてね、炎上商法というか、いろんなあることないことをユメヲカケルのしたことにして、ネットを炎上させては、視聴者を増やしているみたいよ。」
「マジかぁ『クソだ、クソばっかりだな』私のヨウチューブやツイタのネットアカウントは無事なの?」
「それは問題ないよ。ただ連携してた銀行口座は凍結されたから、それは使えないけど。」
「それは大丈夫。別の口座に連結すれば良いから。詩音、詩音の銀行口座を一つ作ってもらっても良い?それに新しく連結するから。」
「えー、それだと私の収入になっちゃうよ。それは問題だよ。」
「大丈夫だよ。お姉ちゃんらしいこと全然できなかったから、私にも少しはお姉ちゃんさせて!」
「判った。銀行口座できたらまた連絡してね。連絡先はこの電話番号で良いの?」
「えっ?どうしよう『今はオンラインでも新規契約できるから、彩芽ちゃん専用の携帯を確保するよ。アイホで良い?』できたらアンドの方が使い慣れてるかも『了解』ということだから、連絡先決まったら、また電話するね。」
話はまだまだ続きそうだったので、気にせず話続けて良いからねと告げて、瑠夏は部屋を出ていった。
その後も会話は盛り上がったようで、彩芽が部屋を出てきたのは二時間ほど経ってからだった。
「大丈夫だった?」
目の周りを赤く腫らしている彩芽に、瑠夏は心配そうに声をかけた。
「うん、もう大丈夫。これからはもっと頻繁に連絡できると思うからって伝えたら、少し安心したみたい。でも火葬場で見送ってお墓に納めて、毎日毎日泣きながら仏壇を拝んでいたのに、こうやって本人と話すことができるなんて夢みたいだって、お父さんがスゴい喜んでた。」
と満面の笑みで語る彩芽は、とても幸せそうな顔をしていた。
「いつか実際にこちらの世界から、あちらへの移動が可能になって会いに行けるようになると良いね。」
「うん!」
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