事情説明1
投稿初心者です。三人で相談しながら書いてますので、ごった煮状態かもしれませんが、生温かい目で見守って頂けると嬉しいです。
更新は、土曜日にまとめて十話前後を投稿させていただく予定ですが、他に良い方法が見つかりましたら、また報告させて頂きます。
よろしくお願い致します。
「話せば長くなるんだけど、その前にお腹空かない?ノドも乾いてるんじゃない?」
「うーん、早く状況知りたいけど、お腹の虫は大暴れしてる......ご飯下さい!」
灯りをつけ、ダイニングテーブルの上に、アイテムボックスから遠征用に準備してあった各種デリバリーを取り出して並べると、横から一つ一つ確認するように彩芽が解説していた。
「マクト、ケンタキ、ピザ帽、ジュルル!た、たまりません!夢にまで見た私の理想がここにある!」
「ねぇ、そのままの姿でも構わないんだけど、ヒト型にチェンジした方が食べやすくない?」
「へっ?そ、そんなことできるの?」
その言葉に仰天した彩芽が、即座に瑠夏に問い直した。
「えっ?できないの?キミが何ものなのかは判らないんだけど、これだけ言葉が喋れて頭も回るなら、かなり格の高い生き物だと思うんだけどなぁ。」
「そう言えば、この前敵対した奴隷狩りの連中が、私のことを幻獣か、その中でもレベルの高い神獣とか言ってたような気がするけど…」
その言葉を聞いてハッとしたのは瑠夏だった。
「僕の知り合いの子のお父さんが、神獣のフェンリルだって言ってたから、たぶん大丈夫だと思うよ。ほとんどヒト型でいて都市の重鎮を務めていたみたいだから、絶対にできるよ。やってみなよ。」
「ホント?やってみる!」
そう言うと、彩芽はテーブルの上でウンウン唸りながら集中し始めた。暫くして、急に身体が朱く輝き出したと思うと染み込むように消えていき、今度は蒼い色に輝き出したと思うと、定着せずに消えていったり、様々な色に輝いては消えていった。十五分ほどネオンサインのようにチカチカしながら光が消えていくことを繰り返していると、突然に今まで以上に明るく虹色に輝きだし、どんどんその光が輝きが増していき、中が見えないほどに全身が光に包まれ、テーブルの上には真っ白い髪をした虹色の瞳の幼女が立っていた。
「で、できたよ!私、人間になれたよ!」
そう言って、瑠夏に飛びつく彩芽だったが、瑠夏本人の顔は真っ赤に耳の先まで染まってしまっていた。
瑠夏の顔にはスッポンポンの幼女の少し膨らんだ柔らかなお腹が押し付けられ、紅葉のような手で頭が離れないようにガッシリとホールドされており、かなり危ない構図だと言えた。赤くならない人がいたら、教えてほしかった。
瑠夏の様子がおかしいことに気づいた彩芽は、自分のことをもう一度振り返ってみた。
「手足は普通にある。耳には少し大きめのピンとした耳があるけど、獣人なんてこんなもんだし、尻尾は白いフサフサなのがあるけど可愛いから問題ないし、肌も普通の少し白めの..キャアアアア!」
彩芽の強烈な平手打ちが瑠夏の頬に決まり、彼は椅子ごと床にひっくり返った。
「なんか理不尽だと思う。」
瑠夏の小さな声のつぶやきに応えたのは、
「ウソっ!見た?見た?こんなんってあるの?まだ家族以外には誰にも見せたことないのに!アーッ信じられない!もうお嫁にいけないから!いったいどうしてくれんのよ!責任取ってもらうからね。」
テーブルの上で、両手で自分の身体を必死になって隠そうとしている彩芽の罵倒の嵐だった。
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