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【第一部完結】アストレア〜Astraea〜神々の見棄てた大地  作者: 紫兎★
オタ活帰りに転けたら異世界転生チケット貰えた
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あれから五年3

投稿初心者です。三人で相談しながら書いてますので、ごった煮状態かもしれませんが、生温かい目で見守って頂けると嬉しいです。

更新は、土曜日にまとめて十話前後を投稿させていただく予定ですが、他に良い方法が見つかりましたら、また報告させて頂きます。

よろしくお願い致します。

防御機能、移動手段、運搬手段を手に入れた瑠夏が、最後に手を出したのは攻撃手段だったが、これについては既にメドが立っていた。あとは相手を殺す覚悟を持つことだけだった。


崖下に降りて、後方に小さな穴の開いた球状の空間を作り、それを素早く収集させると、音速に近い速度で前方に進むことを確認すると、瑠夏はそれを崖に向かって発射した。


唸りを上げながら前進し、強烈な音を立てて崖に着弾した。崖には三十センチ程の穴が半球状に開いており、下級の魔物程度であれば一撃で戦闘不能になると思われた。


(破壊力は強いけど、貫通力とかないし、飛んで行く時の音も大きいから、すばしっこい獣タイプは回避してしまうかもしれないな)


次に考えたのは、先端部分を尖らせ底辺部分が半球状に膨らんだ空間だった。


同じように球状の空間を収縮させると、収縮する速度は同じであっても、飛んで行く時の速度はかなり早くなっており、音も唸るような低音からキーンとした高音へと変化していた。


崖には直径十センチ程の穴が開き、その底は確認できないほど深かった。


「これはさっきと違って貫通力特化だな。鱗とかで肌の防御力が高い相手には、こっちの方が効果はあるし、狙いもズレないだろうね。」


瑠夏は最初の球状のものを空気弾(エアバレット)、後者を空気槍(エアランス)と名付けた。


その後はひたすらに、それらを素早く作成し、素早く撃ち出す訓練を続け、思うようにコントロールできるようになるまで半年程が経過した。


その間、他にも複数を同時に作り出す訓練や、もっとサイズを小さくしたものを同時に数多く作成する訓練を続け、一年が過ぎる頃には、この近辺の魔物に限れば一瞬で殲滅できるほどの攻撃力を身に付けることができていた。


それからは一人での遠征も考慮して、魔導気球からの爆撃、上空での大型魔物との空中戦を想定した訓練を毎日の日課に組み込み、周辺の偵察時にたまたま遭遇した巨大ワームや小型のロック鳥を仕留めることにも成功しており、地上での徒歩での活動時には、自分の周辺に絶えず障壁を出現させて身を守るように努め、時折り出会うゴブリンやコボルトからの弓矢による攻撃や、魔法による攻撃などは全く考慮する必要がないことも判った。


更には、必要な素材を集めて、それを錬成して物を生み出すことに特化した土魔法も、この空間魔法との複合魔法で、思ったところに移動させることが可能となり、土塊に球状の空間を装着して、思いのままに飛ばしたり、超巨大な石塊を魔像気球で上空へと持っていき、はるか上空から目的の場所へ加速させながら、落下させることにも成功した。


「これって、メテオじゃん。」


初めて体験したその魔法によって引き起こされた現象は、かつてゲームの中で見たそれに非情に良く似たものになっていた。


「これだけできたら、自分一人でもこの近辺なら自由に探検できるかもね。最初に気球で周辺探って大まかな地図作りをして、そこを実際に歩いて情報を加えていけば、攻略本のマップみたいなものは可能だろうな。」


その日からは、遠征のための道具の手配や食料や水の準備、休憩場所の設営のための準備、トイレや入浴の為の備品の準備などなどを空間収納に詰め込んでいった。


特に食事は、時間停止の機能をフル活用して、ウンバーで各種のデリバリーを大量に購入した。この地に住む種族から見れば、『瑠夏、瑠夏、お前何考えてんだ』と激怒されそうな遠征計画だった。


地図作成の為の遠征は、洞窟の崖下を頂点として、東側十キロ、西側十キロを境とし、南は十五キロ程南を流れるオルロイ川迄を範囲とした。イザとなれば魔導気球で僅かな時間で帰宅できる範囲だった。

最後までお読み頂き誠にありがとう御座います。

何分にも素人連合でございますので、御評価頂けますと、今後の励みになります。是非とも最下部に設定されている☆☆☆☆☆でご評価頂けると有り難いです。

よろしくお願い致します。

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