あれから五年2
投稿初心者です。三人で相談しながら書いてますので、ごった煮状態かもしれませんが、生温かい目で見守って頂けると嬉しいです。
更新は、土曜日にまとめて十話前後を投稿させていただく予定ですが、他に良い方法が見つかりましたら、また報告させて頂きます。
よろしくお願い致します。
防御手段、移動手段は手に入れたと言って問題ないので、次は以前に偶然に作成することのできた空間収納袋の作製に取り掛かることにした。
「あの時は、空間を何とか固定しようとしていて色々やってるうちに、たまたま異空間に固定空間を作成してしまって、その処理に困って、たまたま持っていたショルダーバッグに結びつけたら、できたちゃったんだよね。」
異空間っていったいとこにあるんだろうか?ミレイはここではない次元って言ってたけど、全く意味が判らないよね。そんなことを考えながら試行錯誤しているうちに、あっという間に一ヶ月近くが経過していた。
「取り敢えず、空間を固定して。」
今日も今日とて、いつものように瑠夏は一メートル角の空間を色々な場所に、色々な条件下で無数の固定空間を作成していた。
「ダメだぁ!全然できない。前は固定空間作成するのも苦労してたけど、今は楽勝だからな。偶然できてしまったりすることもないだろうな。」
そんな独り言を吐きながら、神殿の冷たい大理石の上に大の字に寝っ転がった。
「縦、横、高さにもう一つ条件を加えれば良いように思えるけど、圧や温度や、空気密度なんかを変えてもダメだし、じゃあ、魔素を詰め込めば良いかと思って試したら、あっという間に収縮して魔石ができちゃうし、意味不明だよ、全く。」
そう言いながら、祭壇の方を見ると、透き通った石に包まれたバスケットボール大の虹色に輝く魔石が鎮座していた。魔石を生み出す術を持つことは、神の奇蹟に準ずるものであったが、それを瑠夏に教えてくれる人は、周りに誰もいなかった。
「点が線になり、線が平面になって二次元になり、それに高さが加わって三次元になるのは体感的に簡単に理解できるけど、これに時間を加えたらの理解が全くできない。少し時間がズレた世界が無数にできるだけじゃないの?イミフだよ!イミフ!」
「そうだ、下手に考えないで、固定空間の中の時間を止めてしまうとどうなるんだろう?小説の中のアイテムボックスは時間停止機能とか付いてるんだから、ありかもしれない。僕に時間を止める力があるかどうかは全く判らないけどね。」
で、早速試してみたけど、時間は全く止めれなかった。
「あん時は、いったいどうやったんだろう?」
過去を色々と思い出しながら、人差し指の先に五センチ角の立方体を作り、時間よ止まれと呟きつつ、指先でクルクル回しているときに、その小さな固定空間が突然消えた。
「えっ?」
思わず声が出てしまい、全く別の次元にそれが存在していることが確認できた。
もし作成できたら付加しようとしていたバイク用のレッグポーチを慌てて部屋から持ってくると、その小さな空間をチャックの内側に固定した。
「大きさが全く合わないから、まずはサイズ合わせだよな。」
と考えつつ、その小さな空間の端をポーチの入り口に添わせて少しずつ拡張していった。これで一応小さいながらも異空間に繋がるバッグが完成した。
ただ、これでは元のベルトポーチよりも小容量なので、いつものように空間を拡大する要領で作業を行うと、ニメートル角位の大きさの立方体になった時に、その拡大が止まった。
今の自分の魔力容量だと、このサイズが限界なのだと直感的に理解した。
その日のうちにアマソンでたくさんのポケットの付いた大きめのバックパックを購入すると、一日一回収納空間を創り、それぞれのポケットに固定していった。最終的には、十個のニメートル角の収納空間を持つバックが完成した。
食料品、調味料、お菓子、工具、主食(米、小麦など)、調理器具、採集用具(釣り、その他)寝具などを決められた収納場所へと収め、小さなものは市販のチェストなどを利用してそれを収めた。
ポケットへの空間の固定方法を工夫することで、どんなに小さな入り口からでも、どんな大きなものも取り出せ、収納することもできるようになったのは大きな収穫だった。
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