転機
投稿初心者です。三人で相談しながら書いてますので、ごった煮状態かもしれませんが、生温かい目で見守って頂けると嬉しいです。
更新は、土曜日にまとめて十話前後を投稿させていただく予定ですが、他に良い方法が見つかりましたら、また報告させて頂きます。
よろしくお願い致します。
その日は、なかなか一角兎が見つからず、ワイルドボアも見つけることができなかったので、私はいつもよりかなり南側の方へと足を進めていた。
(どうしたのかな?全然獲物が見当たらないじゃん。なんか強い魔物でも紛れ込んだのかな?)
そんなことを考えながら草原をうろついていると、私の鼻が微かな血の匂いと、木の燃えるような、肉を焼いているような匂いを嗅ぎ分けた。
止めておけば良いのに、その時の私はどうにかなるといった慢心もあったと思うが、興味本位で匂いのする方向へとソロソロと近づいていった。
二百メートルほど先の空き地では、獲物を捌き、料理をしていると思われる十人ほどの集団がいた。
近くの木には男二人と女三人の傷だらけの獣人が、殆ど素っ裸にされて、両手両足を丸太に縛り付けられ、大の字のように貼り付けにされていた。
食事を終えたのか、人族の一人が焚き火から火のついた枝を引き抜いて、それを手にして、縛り付けた獣人に押し付けると、その場には一瞬凄まじい絶叫が響いたが、男の獣人は直ぐにその声を飲み込み、相手を殺意を込めたような目で睨みつけた。すると、それが面白くなかったのか、人族の男は枝を投げ捨て、代わりに腰のショートソードを引き抜くと、先程の獣人の男の胸から腹に掛けての皮膚を、ゆっくりと時間を掛けて引き裂いていった。
あまりのえげつなさに、胃の内容物を吐きかけた私は、慌ててそれを飲み込んだ。
空き地の集団は、それを見て興奮するように囃し立てると、立ち上がったエルフの男が腰のレイピアを抜き、今度は自分だというばかりに、もう一人の男の獣人の胸に、素早い剣さばきで卑猥なマークを刻み、場の集団からは拍手喝采の嵐となった。
もうこうなったら、その狂宴は留まる術を持つことはなく、ひたすらエスカレートし始めた。私は居ても立っても居られず、草むらの中を、気配を消しながらソロソロと近づいていった。
エルフと人族の女達が、まだ火のついた枝を手に持ち、卑猥な笑みを浮かべながらそれを獣人の女達の下半身に近づけていくと、彼女達の顔は恐怖で引き攣り、絶叫と同時に恐怖で失禁してしまった。
その為に消えてしまった枝を、女達に叩きつけると、エルフの女が給仕をしていた獣人の男の首輪を掴んで引きずり倒すと、その彼に、捕まっている獣人の女達をレイプするように命令していた。
必死になって拒否し土下座する給仕は、声を出せないようで、必死に謝っていたが、そのエルフの女は腰につけた棘だらけの鞭を取り出し、思いっきり彼に打ち付けると、その給仕の服は千切れ飛び、肉片と血が周りに飛び散った。
「汚いのぉ!儂らの服をそんな獣の血で汚すなよ。」
そう言って、ドワーフの男が土下座する男を蹴り飛ばすと、彼はまだ燃えている焚き火の中へと突っ込んでいた。声にならない悲鳴があがった。
「もうグタグタだね。こんなんになったら、みんなもう興醒めだと思うからさ、この給仕も含めて、ここにいる獣人皆殺しにして新しい奴隷を狩りに行きませんか?」
子供のような姿をしたハーフリングが提案すると、それに人族の男達が乗っかった。
「それいいねぇ。腹も膨れたし、一運動するのも良いかもね。」
さらにエルフの女が追い打ちをかける。
「ここから北の方の森の近くに、獣人達の部落があるみたいなんだよね。そこで一狩りしましょうか?」
ダメだ。もう我慢できない。
私は火魔法を使って周囲の温度を少し上げ、更に水魔法を使って、大気中の湿度をかなり上げた。そして、十分に水蒸気が行き渡ったことを確認してから、今度は大気から熱を奪い、急速に温度を下げた。
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