魔法
投稿初心者です。三人で相談しながら書いてますので、ごった煮状態かもしれませんが、生温かい目で見守って頂けると嬉しいです。
更新は、土曜日にまとめて十話前後を投稿させていただく予定ですが、他に良い方法が見つかりましたら、また報告させて頂きます。
よろしくお願い致します。
暇な毎日を送る私は、この前のことで素質はあることが確認できていたので、魔法を試してみることにした。
(電撃はイメージ掴みやすかったから問題なかったけど、火魔法だと火トカゲみたいに口から出す火焔放射みたいなイメージしか浮かばないから、もっと細々とした魔法を使ってみたいな)
そんなことを考えながら前脚の爪を立て、そこに小さな火球を灯すことを試みていた。どうしても魔力の加減がうまくできず、爪の先から炎が噴き出してしまい、小さな火球を留めておくのは非情に難しかった。ちなみに、口からの火焔放射は一発で成功していた。
何とか火魔法のコントロールをマスターすると、次には水魔法にチャレンジしてみた。ちなみに口から出すジェット水流みたいな魔法はすぐに出来たが、爪先に小さな水球を浮かべたり、その温度を変化させたりするのには些か苦労した。
(やっぱり私って、魔法の天才なんやろか?もしかして、これが俗に言われる転生特典なんだろうか?雷獣と呼ばれていた家族は、雷魔法が得意だったけど、これで、雷、火、水と、私はもう三種類の魔法を使いこなしたもんね。しかも、魔法をいくら使っても枯渇感ないし、私の魔力庫ハンパないかもね)
などど考えながら、雷撃で仕留めた一角兎を火魔法で炙ってみてから食らいついてみた。
(うーん、やっぱり私は生より火を通した方が好きかもしれない。でも、皮もパリパリして美味しいしんだけど、できたら皮をはいで赤身肉だけで食べたいな。でもこの脚じゃな、無理だよね)
夕食の一角兎を食べ終えて、いつものように木の上に登り空を見ると、暗くなった空には二つの下弦の月が浮かんでいた。
(帰りたいなぁ。みんなどうしてるんだろ?お母さんには迷惑掛けっぱなしだったよなぁ、しかも、あんな間抜けな死に方晒しちゃったら、親戚にも顔立たないよね)
空を見上げる私の目からは、熱い涙がポロポロとこぼれ落ちていた。こっちの世界に転生してきてから、毎日を生き抜くのに必死で、昔のことなど考える暇もなかったが、今こうして自分の時間ができて、初めて過去を振り返ることができていた。
(もし万が一に帰れたとしても、この身体じゃなぁ、絶対に信じてもらえないだろうな。でも、見かけはメチャクチャ可愛い感じだから、ペット枠なら飼ってもらえるかなぁ)
そんなことを考えていたからなのか、その日は前世の夢を見た。コミケの熱い熱気にまみれて、何度も並び直ししながら、ひたすらに推しやサークルのグッズを買い漁る私の姿を俯瞰するように眺めている私は、とても楽しい時間を過ごせていた。
私の暮らす平原は、北の方には遠くに山が広がっており深い森へと繋がっているのが確認できた。東西方向には延々と草原が続いており、西の方にかなりの距離を進んで行けば、オークやゴブリンなどの集落がチラホラと存在するのが確認できた。東には流れの早い大きくて広い川が流れており、その川の向こう側には同じように草原が広がっていたが、そのさらに向こうには遺跡らしきものが小さく見えていた。
しかし、あの時の印象から人間達にはあまり親近感を持つことができず、あえて川を越えて行こうという気は起こらなかった。
南側は巨大な地震でもあったのか、百メートル以上の落差のある絶壁で遮断されており、こわごわと覗いてみると、はるか下方には濁流と思われる川が渦を巻いて流れていた。思わず身がすくみ、後ずさる私だった。
ここでバンジージャンプやったら、無茶苦茶怖いだろうなというのが、私の感想だった。
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