目が覚めたらモフモフだった
投稿初心者です。三人で相談しながら書いてますので、ごった煮状態かもしれませんが、生温かい目で見守って頂けると嬉しいです。
更新は、土曜日にまとめて十話前後を投稿させていただく予定ですが、他に良い方法が見つかりましたら、また報告させて頂きます。
よろしくお願い致します。
顔に当たる暖かくて軟らかな毛があまりにも気持ち良くて、くすぐったくて、彩芽は何とか目を開けようと努力したが、なかなかそうすることができず、空腹感に襲われた彼女は匂いを頼りにひたすらモフモフの中を進み、乳首と思われるものに吸い付いた。
彩芽は、母乳と思われるものをひたすら飲み込みながら、
(転生したみたいだけど、絶対に人間じゃないよね。馬とか牛じゃないみたいだけど、ネズミとかだったらどうしよう?できたら獣人一択でお願いします)
などと考えていた。
兄弟と思われる似たような獣と先を争いながら、ひたすら乳首を求めて母乳を飲み、一ヶ月ほどが経過した頃に、やっと視力が安定してきて、薄っすらと周りの景色が見えてきた。
彩芽の母親は真っ黒なビロード状の毛並みを持った豹のような美しい獣で、その瞳は金色に輝いていた。兄弟達の毛並みも真っ黒だったが、瞳の色は金色だったり、朱色だったりで、中には金色と朱色のオッドアイを持つ子もいた。
そんな観察眼を持つ彩芽が自分の容姿に興味を持つのは当然のことだったが、自分の異質さが不安になっていた。
身体はモフモフした毛で被われており、母親や兄弟のように、しっとりとビロード状に身体を包む体毛とは大きく異なるばかりか、その毛は雪のように真っ白な色をしていた。
(ヤバイよね。突然変異か何かなのかなぁ?自然界だとアルビノは生き残れないっていうよね。こんな真っ白な身体だったら目立つし、モフモフだったら可愛いけど、ジャングルの中の活動考えると不利だよね。当然、目の色も個性的なんだろうな。殺されないかな、ヤダな、怖いよぅ)
三ヶ月ほど経った時、目の前に母親よりも大柄な紅い目をした真っ黒な獣が出現した。そいつは私を見つけるなり、襟首に噛みつこうとしたが、母親が前脚でそいつの顔を思いっきりひっぱたいて阻止し、私は九死に一生を得た。その後も隙を見ては、私を排除しようとするクソ親父が怖くて、彩芽はひたすらに母親から離れないように気をつけていた。
そんなこんなで時は過ぎ、半年程が経過した頃、彩芽は小動物の狩り方や餌場、水場などを母親から教えられていた。
この頃の兄弟達は、母親から離れて目の届かない遊び場まで出かけていたが、彩芽は時折り姿を見せる父親が怖くて、母親の側を離れないでいた。
そんなある日のこと、私がモグラを狩っているのを、のんびりと毛づくろいしながら眺めていた母親の気配が突然変わり、兄弟達が向かった方角を凝視しながら、大気の匂いを嗅ぎ始め、ハッとした表情をすると、全速力で駆け出した。
彩芽も置いて置かれまいと、必死に四肢を動かして母親の後を追った。
やっと追いついたと思った彩芽の目に映ったのは、腹の膨れた巨大な蛇と闘う母親の姿だった。
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