アストレアの歴史2
投稿初心者です。三人で相談しながら書いてますので、ごった煮状態かもしれませんが、生温かい目で見守って頂けると嬉しいです。
更新は、土曜日にまとめて十話前後を投稿させていただく予定ですが、他に良い方法が見つかりましたら、また報告させて頂きます。
よろしくお願い致します。
「これが前半の部分なのですが、ご理解頂けたでしょうか?」
ミレイの言葉には沈黙しか返ってこなかった。この短い時間で理解しろという方が無理なのかもしれなかった。
「僕達の歴史が立派だとは思わないけど、なかなかシビアな歴史だね。この古代人というのは地球人なのかい?」
星羅の問いかけに、すぐにミレイは答えた。
「瑠夏さんを見ていると、おそらく古代人は地球人ではないと思われます。」
「ほう、それだけ断言できるということは、何か理由があるのかい?」
「はい、瑠夏さんには未発達ではありましたが、魔臓がありました。古代人には痕跡もありませんでしたので、全く別種の人族だと判断しました。」
「ちょっ、ちょっと待った!もしかしてだけど、瑠夏君はもしかしてだけど、魔法が使えるようになったとかあるのか!」
銀月の問いかけに、今度は瑠夏が答えた。
「はい、ありえないと思っていましたが、かなり初歩的なものですが使えるようになりました。まだ理性が邪魔するので、どちらかというと地球でいうサイコキネシスに近い土魔法くらいしか使えませんが、何れは完璧にマスターしたいと思っています。それに、地球で魔法が使えないのは、どうやら地球には魔素が全く存在しないかららしいです。私の部屋は地球に属するのですが、そこで身体を癒やしていたミレイちゃんには、全く魔力の回復が認められませんでしたので、それは間違いないと思います。」
「行きたい!私も絶対に行きたい!私も魔法使いたい!何とかしてそちらの世界へ行くことはできないの!」
口調が変わった星蕾が絶叫した。
「私の部屋の宅配ボックスのみが地球と繋がっていますので、そこを通り抜けることができれば可能かもしれませんが、そこを生物が通り抜けることができるかどうかを試したことはありません。」
「すぐに実験しましょ!宅配ボックスに生物を入れて、そちらから生きたまま取り出すことができれば、そちらに行けるということよね。住所を教えて!すぐに生き物持っていくから。」
不安を覚える瑠夏の返答に、我慢できずに喰い付くように星蕾が言葉をかぶせた。
「それにね、そちらの世界を実際に目にした方が絶対に良い曲ができると思うのよね。」
「星蕾、それはあまりに強引過ぎないか?」
「銀月!お黙りなさい!あなただって、実際にその世界を見た方がイメージが湧いて、編集しやすいでしょうが!」
二人の喧々諤々の口論が始まりだしたので、慌てて瑠夏が口を挾んだ。
「少し良いでしょうか?もし地球からハムスターやらひよことかの生き物を宅配ボックスを通して移動させた場合、最悪は命を奪うかもしれません。しかし、もっと最悪なのは、地球の他の生物が人間と同じ様に魔臓を持っていたら、新種の魔物になる可能性も否定できませんよね。」
ミレイの言葉に、二人の口論は止まった。
「それに地球からこちらに来ることができたとしても、その逆が可能ということにはならないと思います。私には失うものがありませんが、お二人はそうではありませんよね。こちらに骨を埋める覚悟ができてから始めて考えることだと思います。」
少し落ち着いたのか、星蕾が落ち着いた声で言葉を返した。
「そうよね。私が少し浅はかだったわ。忘れてちょうだい。簡単に答えを出せるようなことではないわよね。」
その後暫く沈黙が続き、話は再びアストレアの歴史へと移っていった。
ーーー
魔人達は、新たに出現した新大陸へと渡りましたが、旧大陸にはオーガキングやヒュドラ、キマイラ等の多くの魔獣を始めとした数えきれない程の魔物が残っておりましたので、火の神、大地の神、水の神の三神に力を与えられた霊獣や幻獣、エルフやドワーフ等の旧人族は力を合わせて、旧大陸から魔物を減らしていきました。
数千年の時を経て、主だった魔物を駆除し終わったのを待っていたかのように、創造神ウラノは、神族会議において地上に介入した三神を掟破りと断罪し、他の神々が反対したにも関わらず、その力を奪い追放したのです。
それに腹を立てた知の神が、自ら堕天して地上へと降りると、ハーフリングと結託して、禁忌となっていた魔石を人族に埋め込む施術を再現した為に、地上はまたも戦乱の世へと移行していきました。
更に悪いことに、新たに出現した新魔族は、旧知の仲であった、ドワーフとエルフを巻き込み連合軍を結成し、世界の安寧を担っていた幻獣や神獣を排除し始めたのです。一部のハーフリングは自ら彼らと同盟を結び、反対する仲間達を次々と隷属化させていったのです。
ーーー
「これまでのアストレアの歴史を、ナレーション風に纏めてみましたが、ご理解頂けたでしょうか?」
ミレイの問いかけに、即座に銀月と星蕾が答えた。
「大丈夫です!完璧にイメージが構築できました。これならすぐにでも曲作りに入れます。」
「俺の方には、もう少し映像がほしい。例えば、このような動画は手に入るだろうか?」
その後、暫く打ち合わせが続いて、その一ヶ月後には、『アストレア三部作、前編』が全世界に動画配信され、それは瞬く間に再生数が一千万を超えた。更に、二ヶ月後、三ヶ月後に配信された中編と後編を合わせて、半年で再生数は億を超えていた。
最後までお読み頂き誠にありがとう御座います。
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よろしくお願い致します。




