資料作り
投稿初心者です。三人で相談しながら書いてますので、ごった煮状態かもしれませんが、生温かい目で見守って頂けると嬉しいです。
よろしくお願い致します。
食事を終えて、再び洞窟内へと戻ってきた二人と一匹は、ヨウチューブに上げるための動画の素材となる資料作りを開始した。
まだ上手に撮影できるかも判らない為に、以前に二万円ほどで購入したドローンを撮影に使用することに決め、まずはこの洞窟付近の画像を撮影するために、真っ直ぐに上昇させながら撮影を開始した。
パッドやパソコンと同期させることは難しかった為に、ある程度まで上昇させ、洞窟出口を中心として半径三百メートル程を回転させてから手元に戻し、画像を記録したSDカードをパソコンにセットして全員で画像を確認した。
「スゴい!この周辺の地形が手に取るように判るわ。どんな木がどれだけ生えてて、どんな感じで岩場が存在してるか一目瞭然じゃないの。」
(ちょっと待て、今の場面を大きくできるか?)
白夜に言われた場面を拡大していったが、流石に目が粗くなり、詳細を確認できなかった。
「どうしたの?何かあったの?」
(ゴブリンだ。ゴブリンがいた)
そう言われて、もう一度画面を戻したが、黒い影が存在するのは発見できたが、それ以上の確認はできなかった。
「これ以上の画像や精度を求めるなら、高性能のカメラ付きのドローンを購入するしかないんだけど、どう思う?」
「そうね。私達の目的は、ここで撮影した画像を編集して、誰もの興味を引き付けることのできるような動画を作ることが目標だから、この近辺の撮影だけだと不十分だし、標的を見つけたら、それに近づいてより鮮明な画像を撮影しないと、ゲームの配信画面と大した違いが無いと思うのよね。」
ミレイの言うことに間違いはなかった。粗い画像ではゲームの背景とさほど違いは感じられないし、他との差別化は難しいと考えられた。
「ここから五キロ程離れた所には大きな滝があるし、その川の流域には大型の魔物も出現する場所があるから、絵的にも面白いものが撮れる可能性があるのよね。」
その一言で、二十万円以上もする高性能カメラ付きドローンの購入が決まり、さっそく幾つかの候補を絞り、撮影可能範囲が十キロ近く、4K撮影も可能で、四十分以上の連続飛行が可能な機体に決定した。
こちらの世界にはGPS衛星が存在しないので、その機能は使えないが、万が一回収に失敗した時のことも考慮して、ドローン追跡班として白夜が任命された。
最初は嫌がっていたが、一回の追跡に対してケンタキフライドチキンを二本提供すると提案すると、
(はい、喜んで!)
と賛同してくれた。
その日の撮影はそれで終了し、その後は今日撮った画像を元にした地図作成へと移った。
一番上空から撮った写真を画像に落とし、大きめの模造紙の中心に貼り付けると、どちらの方向に何があり、それはどれくらい離れているのかを書き込んでいった。
これに対する知識は、ミレイよりも百夜の方が豊富で、この洞窟を中心とした半径十キロの間に、どのような自然物があり、どんな魔物が住んでいるのかを教えてくれた。
(ここの先には、古代人が残した遺跡がある。もしかしたら、人間やエルフが調査に入るかもしれない)
それは大きな渓谷を越えた先に存在しており、この洞窟からは二十キロ以上も離れた場所に存在していた。
「何れは撮影に向かいたいけど、それはミレイの魔臓が回復して、僕が魔法をもっと使えるようになってからだと思う。」
その時の瑠夏は、そう答えていた。
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