魔素熱
投稿初心者です。三人で相談しながら書いてますので、ごった煮状態かもしれませんが、生温かい目で見守って頂けると嬉しいです。
よろしくお願い致します。
その日の夜に、二人は相談しながら、アメゾンでバーベキューコンロやアウトドアチェアやテーブルなどのキャンプ用品を注文し、更に洞窟の環境を整えるために、延長LANケーブル、延長電源コード、ゲーミングルーターなどを追加で購入した。
カメラ付きのドローンやアクションカメラの購入も考えたが、とりあえずは、現在は使用していないスマホなどを活用して様子を見ることにした。
瑠夏は久しぶりに、興奮してなかなか眠れないという状況になり、寝付いた時には、窓の外がうっすらと明るくなってきていた。
「おーい、瑠夏ぁ!起きろよ!起きてくださいよ!もう朝ですよ~。」
そんなミレイの声に重い瞼を開けると、外はもう既に明るくなっており、午前九時を過ぎていた。
「えぇ〜、まだあんまり寝てない感じなんだけど、もう少し寝かせてほしいなぁ。」
「何を言ってんの。今日からはいろいろとやることあるんだから、のんびり寝てる暇なんかないよ。」
と言いながら、ミレイが瑠夏の手を取り起こそうとすると、その手の温度が異様に高いことに気がついた。
すかさず額に手を当てると、高熱と言って良いほどの体温を確認できた。
「瑠夏!熱が出てる。頭痛いとか、のどが痛いとか、お腹が痛いたとか、どこか身体に調子の悪いところはない?」
「えっ?」
まだボーっとした表情で、瑠夏はいろいろと身体を探り、手足を動かしたり、頭を振ったりしていたが、特に異常を感じるところはなかったようだった。
「胸の辺りがポッポッする感じで、身体は芯から熱くなってるように思うけど、痛いところはないし、体調もそんなに悪いようには思えないんだけど。」
「胸の辺り?芯から熱い?風邪じゃない・・もしかして」
そこまで言ったミレイの両目が、金色に光り始め、頭の上から足の先まで瑠夏をサーチし始めた。
「魔臓だ・・魔臓がある。瑠夏の胸には魔臓があるよ。瑠夏は、瑠夏は人族ではなかったの?」
ハンマーでガーンと殴られたような衝撃の事実に、瑠夏の頭はパニックになった。
「えっ?えっ?僕、人間じゃないの?今の今まで人間だと思ってたんだけど、違うの?耳は短いからエルフじゃないし、背はずんぐりむっくりじゃないからドワーフでもないし、身長も百七十近くあるからハーフリングでもないよね。先祖は普通に短命だから幻獣種でもないし、えっ?えっ?もしかして、僕って、魔族なの?」
パニクる瑠夏の頭を、横からミレイがスパーンとキレイな音を立てるように平手で叩いた。
「違うから。落ち着いて、魔族には魔石があるけど、あなたには無いよ。だから、魔族じゃない。」
そのミレイの説明に少しホッとした瑠夏だったが、自分の身体の中に魔力を産み出す臓器があるという現実にワクワクが止まらなくなった。
「ねぇねぇ、魔臓があるということは、もしかしてだけど、僕って魔法が使えるの?」
興奮した瑠夏がミレイの手を取り、ブンブン上下に振りながら、満面の笑顔で訊ねた。
「瑠夏、嬉しいのは充分に伝わったから、少し落ち着いて。確かに魔法は使える可能性がかなり高くなったけど、今は、あなたのお熱の方が大事だから。ねッ、少し落ち着いて。」
ミレイの言葉に、少し反応した瑠夏に向かい、
「まずは、落ち着こう。はいっ、目を閉じて、ゆっくり息を大きく吸って、少しずつ吐いていくよ。その時に、全身の力を抜くようにすると良いからね。はいっ、もう一度。」
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