表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【第一部完結】アストレア〜Astraea〜神々の見棄てた大地  作者: 紫兎★
とある家族の異世界転生
106/200

王城崩落

投稿初心者です。三人で相談しながら書いてますので、ごった煮状態かもしれませんが、生温かい目で見守って頂けると嬉しいです。

更新は、土曜日にまとめて十話前後を投稿させていただく予定ですが、他に良い方法が見つかりましたら、また報告させて頂きます。

よろしくお願い致します。

「ま、まさか....」


現況を把握するために、自宅を飛び出して城近くにある丘に登ったカルタの目に飛び込んできたのは、城の上空に白く強く光り輝く光球と、ドロドロに融け崩れていくナルシスラ城だった。


「イ..ン..フェルノ....」


それはカルタの盟友であるフシオの伴侶であった火の精霊王カルラが、最後に放った最上級神級魔法の灼熱地獄(インフェルノ)が生み出した光景とうり二つだった。


「まさか、カルラさんなのか?城に囚われていたのか?」


困惑しているカルタの頭の中に、突然と声が響いてきた。


(カル..タ..聞..こ..えて....いま..す..か?)


その声にカルタはすぐさま反応した。


(カルラさん!生きてたのか!)


(良かっ....た..わ..たし....は....もう逝き....ます....あの..子を....よ..ろしく....お....ねが....い)


「待って!カルラさん!」


(フ....シ..オ..に....よ..ろ....しく)


その言葉を最後に、その光球は更に輝きを強め、弾けるように(そら)に消えていった。


その時一筋の細い尾を残して、とても小さな朱色に輝く光球が、融け落ちたナルシスラ城の中へと落ちていったことには、唯の一人も気づくことがなかった。


その景色を呆然と眺めていたカルタは、暫くの間、動くこともできずにその場に佇んでいたが、大きく息をつくと諦めたように丘から降り始めた。するとその途中で、エルフ王国の避難民とそれに随伴するフシオとサリテューユ王の姿が目に入った。


椅子に座る王の傍らに立ち、一見冷静に警護を続けているように見えるフシオの姿に、カルタはやり場のない怒りが込み上げてきて、ゆっくりとその集団に近づいていき、フシオの隣に立ち、彼を睨みつけるように見上げると、その場で飛び回し蹴りを彼に放った。


当然、簡単に捌かれると思っていたその蹴りは、そのままフシオの側頭部に直撃し、そのまま彼は吹き飛んでいった。


ありえない姿に、カルタが更に力なく倒れているフシオに駆け寄り、襟首を掴み上げると、その眼は真っ赤に充血し、目尻からは涙が溢れていた。


それだけで全てを悟ったカルタは、彼を立たせて背中の埃を払うと、先程カルラからお願いされた伝言を伝えた。


「カルタ殿、いくら旧友だからといって、今の行為は許されるものではありませんぞ。」


サリテューユ王の言葉に、カルタは振り返ることもせずに、


「もう二度と会うこともない友への、最後の花向けです。ご容赦頂きたいと思います。」


そう言うと、拘束しようとすエルフの近衛を威圧して、その場を後にした。


その日から、カルタの姿を人の国で見かける者はおらず、ケビアスとカルタという二人の参謀を失った国は、この事件の後で、国の外縁の領主達が反旗を翻し、内憂外患の状態に陥り国力を大幅に低下させることになっていった。


最後までお読み頂き誠にありがとう御座います。

何分にも素人連合でございますので、御評価頂けますと、今後の励みになります。是非とも最下部に設定されている☆☆☆☆☆でご評価頂けると有り難いです。

よろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ