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01:魔女



 大陸の端。


 青々とした芝に囲まれたこの村にとっては、

大陸の中心で繰り広げられている争いなど

ほんの些細な酒の肴程度にしかならないだろう。


 この平和そのものな土地に足を踏み入れた私には、ひとつの目的があった。


「噂通りの場所……」


 私、アルドレア王国第二皇女リズ・アルドレアは

そう呟いた。







 大陸の端。


 青々とした芝に囲まれた村を

一望できるこの場所は、村の西側世界の

端に位置する山脈の一端である丘にある。


 平和そのものな土地に足を踏み入れたあの者達は、

恐らく皇族か貴族だろうか。


 村を守る役目を任された私が設置した

魔力感知を担う装置が異常な数値を示している。


 これほどの魔力を有するのだから、

ただの貴族という訳では無さそうだ。


 その魔力量から察するに

例えば、大国のお嬢様とか……


「……まさかね」


 私は重い腰を持ち上げて、

ロングコートを手に取った。







「すみません、この辺りで『魔女』と

呼ばれる女性をご存知ではないですか?」


「『魔女』……そういえば、

アリサさんの事を前に来た冒険者の方が

そう呼んでいたような」


「っ!やはり、この村にいるのですね!?」


 村の入口付近で、男女2人組の旅人が

村人に話しかけている。


 2人の旅人の異様な雰囲気に

村人は訝しんだ様子だ。


「それで、どこにおられるのですか?」


「えっと、あのアリサさんは……」


「私の名前を呼びましたか?」


 村人が困る姿は見ていられない。


 少し様子を見るつもりだったのだが、

つい声をかけてしまった。


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